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category : 演劇・映画・ドラマ・本
2009/06/06
クライマーズ・ハイ

今日は休み。
そんでもって予定も無し。
更には雨と来たもんだ。

つーことで引きこもりを決め込んで帰りにショップに立ち寄ってDVDを借りることに。
しっかし、前にも書いたけど滅多にDVDコーナーには立ち入らないけれど
一旦立ち入ると「アレも観たい」「コレも観たい」って観たかったけど
逃して来た作品って沢山あるなぁ・・・

けど、限度があるので借りたのは2作。
まずはタイトルにもあるその内の「クライマーズ・ハイ」を観た。

薄っすらと日航ジャンボ機を題材にした作品だと知りながら
別段、作品自体への興味は薄かったけど目に入ったが最後。
迷う間もなく手に取ってた。
(この事故については以前こんなことを書いたほど関心があったのです) 

で、感想だけど・・・
正直、期待外れってのが一番の感想。
2つの題材を同時進行で映し出されていて
「主体はどこにあるのか」と思ったし。

こういう書き方すると誤解を招きそうだけど20年目にTV放送された
「ボイスレコーダー」くらいの生々しさが欲しかった。
風化させない為にも、二度と繰り返さない為にも。

ただ、当時はまともに漢字も読めなかった小学1年生ながら
関連の新聞記事を集めては自分なりに目を通していたけど
事故当時、もうちょっと大人で新聞記事の内容を理解していたら
もう少しこの映画の見る角度も変わったんだろうなぁ。
それらの裏側が主体(一応こっちが主体だとはおもってるけど)だし。

でも、不完全燃焼感は否めない映画だった・・・

ちなみに観てから知ったのだが「クライマーズハイ」とは
登山時に起きる異常な興奮状態のこと。
余談になっちゃうけど「ランナーズハイ」というものも存在します。
相当な距離を走らないと起きないらしいので経験はないけど。

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2009/06/12
東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

を観た。
一昨日の話ですがね。
昨日書くつもりがすっ飛ばしたけど(笑)

ちなみに。

先週の金曜日に「クライマーズ・ハイ」と共に借りたんすわ。
日曜は1日外出だったのに観る時間あるのか思いつつ。
結局は時間無くて一昨日、ジョギングをサボって部屋に篭ったんだけど(苦笑)

で、この作品。
原作がベストセラーを記録するだけでなく、ドラマ化、映画化。
更には舞台化までしたヒット作だし、当然「なんとなく」は分かってたし、
心温まる話であろうとかなりの期待でレンタル!

が。

「意外」ってのが率直な感想だったかも。
映画にしろ、ドラマにしろ、「山場」ってのが大抵あるし、
そういう「波」についつい見入っちゃうし、
喜怒哀楽の感情を剥き出しにするもんじゃない?

敢えてこういう表現をするけど万人に受けるってことは
それだけ「分かり易い」わけでこの作品もそうだと思ってたんだよね。

でも、実際は過去に観た映画で例えるならば
誰も知らない」、「きょうのできごと」、「珈琲時光」辺りに近い、
淡々としていて、「映画」というより誰かの日常をそのまま映し出したかのようで。
だから観てる時の感情を棒線グラフで示してもほぼ一直線かと思われる(笑)

って、書くとつまらなそうに感じるよね・・・(苦笑)

「ここは笑うところ」、「ここは悲しむところ」、「ここは感動するところ」etc・・・
そういう「分かり易さ」がないからこそ受け止め方も様々だろうけど、
自分はこういう「作られた」感がない映画は割と好きだったりする。

内容にも触れると「ボク」の彼女や友達にも慕われてた「オカン」が癌になり、
最初は抗癌剤治療を行うも、苦しむ姿に治療を取り止め、
日に日に弱まり、静かに死んでゆくという話なのだが・・・
自分の場合はオカンではなくオバン!?(笑)
要するに祖母(父方)だけど同じく癌でちょうど10年前に亡くしてるんだけども、
多くの人に慕われ、周りにはいつも笑い声が溢れていて、
決して弱音を吐くことのない強さ、そして色々あっても旦那を立てる昔気質な感じ。
この2人が重なってね・・・

それだけにばーちゃんも後半は弱音を吐いてたらしく驚いただけに
(間接的とは言え、そんな一面は一度も見たことなかったし)
サラッと治療を受け入れ、ドシリと構えながらも最後には弱音を吐くシーンに
ウチは年齢・体力的なことを考え、治療は行わなかったんだけど
それに対して「僅かでも可能性があるなら!」と親や親戚に訴えたかったし、
言っちゃえば「最期を待つ日々」を送っていたわけだから俺は耐え難かったけど
あれから10年が経ち、色々な経験を経て、親父たちが出した結論も分かるようになったけど
「これ以上は苦しめたくない」と治療を取り止めても日々弱まりゆく姿。
それを見ながら何も出来ないもどかしさ・歯がゆさ。
「ボク」のその気持ちが手に取るように分かってヘンな場面で泣くことも。

そんなわけで「他人に薦めたい!」と思う映画ではなかったけれど
時間を空けて「もう一度観たい!」と思う映画ではあった。

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2009/06/20
菜緒子

「ジャケ買い」ならぬ「ジャケ借り」です。

前回パッと目に入って気になったけど「スイカロードレース」を来週に控えた今。
「明日は仕事も予定もないしDVDでも借りっか♪」
そう思った俺には他にも気になってた作品は多数あったけれど
一目散にこのDVDが置いてある場所に向かってました。

一言で言ってしまえば「駅伝」のストーリーです。
そして「青い」です。

けど、陸上に限らず、中学でも高校でも運動部で
3年間明け暮れた日々を過ごした人が見たら当時を思い出して熱くなったり、
辛さ、悔しさ、喜びetc・・・
そんな気持ちが鮮明に蘇るんじゃないかな。

簡単にストーリーを説明すると喘息の治療の為に都会を離れた菜緒子。
その菜緒子が渡し舟に乗っている時に帽子が飛ばされ取ろうとして海に落ちる。
それを助けようとした雄介の父が無事に菜緒子を助けるが当の本人は帰らぬ人に・・・
そんな菜緒子に雄介は「父さんを返せ!」と食って掛かる。
それから数年。状態も良くなり親の反対を余所に陸上を始める。
そして、ひょんなことをきっかけに雄介と再会。
しかし、「もう誰も恨んじゃいない」と言った雄介だったが菜緒子が差し出した水を拒否し、
レース終盤で脱水症状で倒れてしまう。
そんな一部始終を知った監督が止まったままの2人の時計を動かすべく
菜緒子に合宿の手伝いを申し出て、引き受けるところから始まる。

ちなみに。
どうやら「ビッグコミックスピリッツ」で連載されてた人気の漫画だったらしい。

続いて主観だけど最初の内は「教則DVD」的見方をしてた(笑)
独学で始めた人にとったらネットや本で見たうろ覚えな練習法が続々出て来て
映画だってことを忘れて「ほぅほぅ」みたいな(笑)

そんな中、気になる部員登場。彼の名は吉崎。いわゆる劣等性です。
けど、一時は自分の限界を感じ、合宿を抜け出そうとまでしたのに
この映画の中でメインで描かれているレースにて先輩を押し退けて
キツイ登り坂があり、目玉の一つとされている一区に抜擢!

一部、自画自賛入っちゃうけど中学の時の自分と重なった。
まぁ、この辺は逸れちゃうし、語り出すと長くなるから端折るけど
「辛さ」、「悔しさ」から逃げるのではなく、それをバネにした人間は伸びる!
いや〜、マジに吉崎を見てるとすんごい応援したくなってくる(苦笑)

ちなみに監督役は意外(!?)にも笑福亭鶴瓶です。
でも、個人的には「適役!」とココもポイントだったかも。
TVじゃ悪キャラが付いてたりするけど、ある番組・・・
まぁ、言っちゃうとその昔、「チェキッ娘」が出てた番組っすわ(笑)
で、その最終回で鶴瓶が一人、一人にメッセージを送り、
メンバーのほとんどは号泣っすわ。
けど、鶴瓶はしっかりと19人にメッセージを送り終えた後、
全員に対して「芸能界の先輩」としてメッセージを送るんだけど
この時に鶴瓶がボロボロ泣きながら語ってた上にいいこと言ってて・・・
ぶっちゃけ、ド素人レベルなチェキに対して大ベテランの鶴瓶。
あの涙は「まさか」だったし、観てた俺まで号泣だったっけ(苦笑)

そんな個人的な思い入れがあるから劇中に発する鶴瓶・・・おっと。
監督の一言、一言がグサッと胸に刺さるんだよね。
「無理やない!」「やれば出来る!」「自分を信じろ!」etc・・・
最初に言った通り、ホント青いし、きな臭いでしょ?

でも、駅伝なら「たすきを繋げる」って役目があるからマラソンとは多少違うにしても
レース中って孤独だから己に負けそうになるんだよね。
そういう時、↑みたいな言葉って単純だけど励みになるんだよね。
俺も苦しい時に思い出す曲があるし、ymd氏やシクラの3人から贈られたエール等、
そういうものがあるから己に負けそうになっても走り抜けるし。

って、映画の感想なんだかレースの話なんだか分からなくなってきたけど(苦笑)、
元々陸上をやっていたとかではなく、俺のように減量や健康維持の延長で
マラソンをやってる人には是非観て貰いたい作品かな。
単純だけどココロに響く言葉、忘れ掛けていたやり遂げることの喜び等々、
レース前や停滞期には否が応でもモチベーションが上がるような一作。

ん〜。レース前に観てモチベーション上げる為にも買いたい・・・(爆)

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2009/08/12
東野圭吾「容疑者Xの献身」

「キャラメルボックス」による舞台版「容疑者Xの献身」を観てから3ヶ月。 
ようやくその時に購入した原作を読みました(汗)

しかし、「3ヶ月」という期間が舞台に感動したから購入したものの
程よく覚えていて、また程よく忘れていて読み出したら止まらず
あっという間に読み終えてしまった。

ちなみにこれまでも原作ありきの演目は基本的には原作に忠実で
舞台を観る前に読むのも、観終わってから読むのもそれぞれの楽しみがあったが
やや長めの小説だけに多少デフォルメされた部分もあるし、
「セリフ」や「表情」からだけでは汲み取れない心情なんんかも描かれていて
改めて「容疑者X」の行動について考えさせられた。

如何なる理由であれ殺人を犯したのは事実。
しかし、正に「献身」という言葉がピッタリだけど
誰かの為にここまで自分を犠牲に出来るか。
それがどんなに愛する人であっても。

もちろん、自分だって(広義で)愛する人の為だったら
多少の犠牲をはらってもその人の為になるのだったら
とても「献身」とまでは呼べなくても「貢献」くらいはする。

だけど、自分にこれだけ精巧なトリックを考える能力があっても
とてもじゃないけど真似は出来ない・・・

「そりゃ、さすがに殺人は出来ないでしょ」

そんな当たり前の理由ではない。
この「容疑者X」の愛情がそこまで深いものなのか、
はたまた歪んだ愛情なのか、受け止め方は様々だろうけど
所詮は「殺人」「サスペンス」ものなのに読み(観)終えた後に
ココロの温度がほんのり上がった作品は初めてだ。

ん〜。このまま映画版も観るべきか。
それとも原作で留めておくべきか。
これは葛藤だなぁ・・・(苦笑)

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2009/09/20
ジョン・B・チョッパー「小説ウルフルズ 青春というのなら」

「ヤッサ」で先行購入したタイトルにもある
ジョンBの著書を昨日の道中で読み終えた。

ちなみに「小説」と謳ってるけどドキュメントです。ヒストリーブックです(笑)
それ故に去年、トータスが出した「歌いたいんや!」とカブる部分も多数。

「ウルフルズ」誕生秘話、大阪で人気が出て来たこと、
けど、東京進出したら現実はそう甘くなかったこと、
崖っぷちに立たされた中、デモテープにオマケで録音しただけの音源が
後の「ガッツだぜ!」になり、バンドの運命を変えたこと、
「バンザイ〜好きでよかった〜」との連続ヒットで環境が大きく変わり
それに順応出来ずに病んだり、その寸前にいたこと、
ジョンBの脱退、セールス・動因の低迷、そして現在・・・

とりあえずウルフルズファンならどちらかを読むことをオススメ。
但し、「歌いたいんや!」は公式サイト及びHMV等でしか入手出来ないし、
活動休止の「か」の字も無かったであろう頃の出版な分、こっちを薦めるかな。
正直、脱退当時にあったトータスとの確執みたいなことも書かれてるし
(トータス自身も読んでこんな感想を書いている) 
ファンとしては「見たくない!」って複雑な記述もあると思うけど
その分だけ「どれだけ魂を注いで来たか」ってのも分かるし。

ちなみに。

過去に書いたことあるけど俺も自然と3人になって一時離れたものの  
4人になって再び戻って来たクセに3人になって最初のアルバムである
「トロフィー」が一番好きだったりするんだけどその理由もこの著書で納得。
それまで「バンド」で作って来たアルバムだったけど
ある意味「ワンマン」で作った作品らしい。
だから「ヤングソウルダイナマイト」や「夢」の頃はそれまでとは
路線が多少異なるものの(セールス低迷に拍車をかけたけど・・・)
俺は好きなんだよなぁ。
そう思うと今後のトータスソロが楽しみになったりもしたけど♪

しっかし、時折書くけどファンなんてホント「自分勝手」だよな。
「イメージ」だけで語ったり、時には評価までしたり、
プレッシャーになるような期待をしたり・・・

だから時にはこういう「アーティストの本音」みたいなのを聞く(見る)と
複雑な思いを抱くケースも多いけど大事なことだとも思う。

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2009/10/30
リラックマ生活7 ぐうたら休日

ぐうたら休日(ホリデー)―リラックマ生活〈7〉
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いつの間にやら発売になってたらしい。
ってことで迷わずGET♪

ちなみにCDやDVDに比べて本って
発売日のチェックが甘いのは俺だけ?
たまたま本屋に寄って新刊が出てると
「お〜、いつの間に♪」って正に今日のように
買うことがほとんどだったりする。

ついでに言うと現在唯一集めてる(集めてた)
「クレヨンしんちゃん」もそんな感じだったので
最後の49巻は臼井先生が亡くなった後に買った・・・

とりあえず今回はリラ!
そんなんだから帰宅後に「発売日はいつだ?」と見たら
何とビックリ11月2日じゃないかっ。

最近じゃ雑誌も買わなくなったし、
本屋に行くことなんて滅多にないのに
すんごいタイミングで行ったもんだな。

ってか、リラに吸い寄せられた!?(´∇`*)

とにかく後でたっぷりと癒されよ〜っと♪
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2009/12/20
エンジェルズ・イヤーズ・ストーリー

エンジェルズ・イヤーズ・ストーリー
を観てきた。
以下、ネタバレあり!

諸々の事情により「容疑者Xの献身」以来のキャラメル観劇。  
同時に舞台自粛中につき舞台自体が久しぶり。
だから開演前は妙な緊張感があったり(笑)

それにしても英語は難しい!
事前調査はしてないので「エンジェルズ・イヤーズ・ストーリー」ってタイトルと
DMのデザインから「イヤー」は「耳」ではなく「年」だと思ってたんだよね。
ってか、「耳」も「イヤー」だなんてすっかり頭から抜けてたし。
だから、ロマンス物・メルヘン物を想像してたら・・・(笑)

内容については敢えて触れません。
ただ、何度も「ハッ」とさせられたまるで今年1年の自分を集約したかのような内容だった。
ついでに言うとお供2人もそれぞれリンクする部分があったらしい(笑)

ちなみに舞台自粛宣言した時も「キャラメルは安心して観れる」って書いたと思うんだよね。
観劇玄人からしたら「分かり易過ぎ」「ワンパターン」等の意見が出てきそうだけど。
だけど、今まで安心して観られるのは「喜怒哀楽」がハッキリと描かれてるからだと
自分なりに評して来たけど今回の公演で思った。
安心して観られるのはストーリー自体が身近だからだと。

いや、タイムスリップ・人間の心が読める等、現実離れしたストーリーもあるけど
どのストーリーにも隠されているテーマを今更ながら考えてね。

「人間愛」

恋人だったり、家族(親子)だったり、友達だったり・・・
対象は変われど「誰かを想う」。
根本はそこなんだよね。
もう何年も、何回も観てきた今更だけど(苦笑)

そんなわけで何年かに一度の「アンケートを書きたい!」って衝動に刈られた。
しかも、特典に釣られた気もするけど遂にサポーターズクラブにも入ってしまった・・・(笑)
てか、ファンクラブの類とチケットの発売元の類と合わせて幾つ入ってるんだろ(汗)

--------------------------------

サンシャイン広場に人だかりが出来てたから何かと思えば
公開放送してたんだけどゲストは山田優。
月並みな感想だけど顔ちっちゃ!!!
ジャイアンのめりこみパンチ食らったら拳がはみ出るわ!←その例え・・・
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2010/01/10
ぐるりのこと。

を観た。
以下、ネタバレ。

はい。ズバリymdさん効果です(´∇`*)
確か、ブログで紹介してたよねぇ?
それともリリー・フランキー氏が出てるってことで
俺が気に留めてたのかな?

まぁ、何はともあれ感想などを。

まず思ったのが「単調」っていうこと。
棒グラフで展開を示すと横一線という感じ。
だからと言って退屈することは決してない
きょうのできごと」「珈琲時光」等を思い出す作品。

出来ちゃった結婚をした夫婦。
それでありながら職を転々とする夫に苛立つ妻。
しかし、徐々にそんな妻の気持ちを察し、
夫婦仲も上手く行き掛けた矢先に小さな命が誕生。
なのに残酷なもので僅かな時間で絶たれる・・・

それを機に妻が少しずつ不安定になっていき、
夫に内緒で中絶手術も行い、心療内科にも通い始める。

けれど、職を転々としたり、子供を亡くしたことから目を背けようとしたり、
「軽い」夫だったけれど、この辺りから「妻の存在」を強く感じ始め、
その気持ちに応えるかのように落ち着きを取り戻し、
お互いに仕事は順調、夫婦仲も順調になっていくというストーリー。

ん〜。言葉にすると「夫婦愛」がテーマっぽいね。
確かにそうなんだけど、ドキュメントのごとくどこにでもいる夫婦に
起きる出来事、それでぶつかり合うこと、解決していくことetc・・・
いい意味で何でもない日常が描かれています。

でも、「何でもない日常」が平穏で幸せ。
そんなことを感じるとともに「夫婦愛」というより「人間愛」を感じる
心温まり、心が洗われるようなストーリー。

分かり易く言えば「ロングバケーション」や「ラブジェネレーション」での
キムタクと山口智子・松たか子の10年後って感じの関係。
しっかりとした愛情で繋がっていながらも友達っぽさもある関係。

いいなぁ〜。
恋愛関係になると別れが来ることも多々あるけれど
友情関係であれば別れが来ることはほぼ無いしね。
だから「恋愛において最高の関係は親友である」とか思いつつ
気持ちが生まれたら友達じゃ満足出来ないんだけどね(苦笑)
でも、せめて「友達」のような恋人・夫婦って理想だなぁ・・・

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KIDS

を観た。
以下、ネタバレ。

はい。ズバリ木更津での撮影効果です(´∇`*)

ってか、木更津如きの海岸沿いや草原(ってか草むら・笑)なのに
単純にバスが走る映像もBGMの「スタンドバイミー」とカメラワークで
海外のように観えちゃうから凄い!
ま、一部からは「海外じゃん」って声が聞こえて来そうだけど(謎笑)

ストーリーは地元でも評判のワルであるタケオと
正反対で引っ越してきたばかりの気が弱そうなアサトを中心に繰り広げる
恋愛もちょっぴり混ざった友情物・青春物です。

2人の出会いのきっかけはその後、アサトと恋愛関係になるシホが働く店で
偶然、塩を手を使わず動かしているアサトの姿を見たタケオが
次にタケオと会った時に脅してその力を明かしたことから始まる。

また、その力は他人の傷を治すことも出来る。
いや、厳密に言えば自分に移すことが出来る。
そこで人のいいアサトはケガした人を見ては自分に移して来た。

しかし、逆に自分の傷を他人に移すことも出来ると知ったタケオは
人のいいアサトに見兼ねて意識不明のまま入院する恨んでる父に
傷を全て負わせていくことにする。

しかし、ある時、父の体が無傷であることを知ったタケオは
傷を映したフリをして全てアサトが背負ってたことを知り、
病院を駆け出そうとしたら事故でケガをして救急車で
搬送されてきた患者と遭遇するのだが「傷が消えた」という
救急隊員の言葉が耳に入り、「アサトだ!」と確信したタケオは
事故現場に向かい、次から次へとケガ人の傷を治し、
自らはボロボロになったアサトの姿を見る。

そして、その傷の半分をタケオが請け負うことになる・・・

まぁ、正直「クサイ」部分はあります。
ケンカのシーンなんて一昔前の学園物風だし。

だけど、2人とも体ではなく心に負った傷を抱え、
辛い人生を歩んで来たけれど触れ合うことで
タケオには優しさが、アサトには強さが生まれ、
お互い「初めて出来た本当の友達」と支え合う辺りが
またまたドラマで例えると「素顔のままで」等を思い出す、
これまた心温まるストーリーだった。

それにしても所々に登場する木更津にいちいち反応して
非地元人よりも1.5倍ほど観るのに体力を使った気がする(笑)

また、こういう非現実的なサイコメトリックな要素と
友情がテーマになってる辺り「『キャラメルボックス』に合いそう!」と思う
そんなストーリーでもあった。

ちなみに木更津で撮影したからこそ興味を示したけど
玉木宏と小池徹平が主演と豪華なダブルキャストってのは
ソレが無きゃ全く観る気も起きなかったと思うし、
「キャストより中身で勝負しろよ!」と内心思ってたら
a▼exが絡んでるのね。納得・・・。

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タイヨウのうた

を観た。
以下、ネタバレ。

「今更?」って感じですが(苦笑)
けど、レンタルショップ行ってもDVDコーナーって行かないから
たまに行くと「アレも観たい」「コレも観たい」ってのが多くって
しばらくは時間のある時はDVDレンタル三昧になりそうでっす(苦笑)

あ。ちなみに映画版です。
ドラマ版ではありません。

ってのも、ドラマでやってた時(ドラマの方が先だよねぇ!?)には
ほんの少し興味ありつつも観なかったんだけど
映画は何故だか強く興味を示してようやく観れました〜♪

この作品についてはドラマでもやってるから知ってる人も多いだろうから
ストーリー説明は簡潔に。

紫外線に当たると詩に至るという難病を抱えた薫は
昼間に外出する際はまるで宇宙服のようなものを着なければ
紫外線を受けてしまう為、いつしか薫は昼間は寝て過ごし、
夜になると路上ライブに出掛けるという生活を送るようになり、
孝治という男と出会い、恋をして、それまで心の中まで闇だったのが
日が当たっていくようになるものの薫は短い生涯を終えてしまうというストーリー。

ドラマの方は全然観てないので比較するのもアレだけど
映画版での薫役はYUIが演じてるだけに路上ライブのシーンは「さすが!」の一言。
病気のことを外せばYUIのドキュメント映画と言ってもいいような映画だし(笑)

しかし、所詮は歌手。
演技力の面では正直「ん〜」って感じだった。
けど、ヘンに縁起慣れしてない分、感情の起伏がほとんどないし、
歌とは全然違うからねぇ。発声の面でも「ん〜」だったけど、
それらが上手いことに切なさに拍車を掛けてた気がする。

ただ、思った。
ドラマ版はあのエリカ様。
恥ずかしながらまともに沢尻エリカの芝居を観たのは「手紙」のみ。  
あの作品はあの騒動後に観ただけに余計にだけど
献身的な役柄に路上ライブのシーンはYUIに軍配が上がるにしても
その他のシーンでの観比べをしてみたい気はする。
ドラマは相手役が山田孝之っていう「手紙」コンビなのも気になるし。

それにしても「音楽」と「恋」の力は凄いやねぇ・・・

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2010/02/09
永遠の5才児

永遠の5才児
ようやく無事入手♪

以前にも書いたように現在も集めてる単行本は  
「クレヨンしんちゃん」ただ一つだったのです。

けど、単行本は買っても連載してる雑誌の方は買ったこと無かったけど
先週5日発売の「まんがタウン3月号」で遂に臼井先生が描く
「クレヨンしんちゃん」が最後ということで「これは買わねば!」と
5日以降に通ったコンビニ、本屋に寄るもどこにもない・・・

俺もそれで知ったんだけど「Yahoo!」のTOPICS等にも取り上げられてたし
もしかして予想を上回る売れ行きで品薄状態だったりする!?

そんなわけで今日こそはわざわざ寄る形にはなるけど
ここいらで一番大きな書店に出向き無事に手に入れることが出来ました♪

が。

無事入手して安心したし、嬉しかったけど、これが「最終回」なんだよね・・・
そう思うと帰りの車の中で複雑な気持ちに襲われた・・・

けど、連載だと単行本で言う「1話」のみですから。
帰宅して即、ジョギングに行く前に読んだんだけど
危うく泣きそうになった・・・

最終回だからではない。
臼井先生の死を悼んでではない。
(※どちらも悲しいことだけど)

描いた時は当然、こんなことになるなんて思ってなかっただろうし、
いつもの「クレヨンしんちゃん」なんだけど何とも皮肉なやり取りがあるんだよね。
一晩、入院したみさえ(母ちゃん)に対してヒロシ(父ちゃん)が

オレおまえのいない生活なんて考えられないや。ずっと元気でいてくれよな。みさえ
家族は誰が欠けてもダメなんだからあなたもずーっと元気でいてね

ってね。
まぁ、こんなシーンの後にもオチがある辺り「らしく」て
泣きそうになりながらも「ププッ」って微笑ましくなるんだけど。

でも、仮に俺が臼井先生の息子だったとしよう。
最後にこんな作品を残したら「なんだよ!自分が欠けてんじゃねーか!!!」と
精一杯の気持ちをぶつけたらあとはもう崩れ落ちてしてしまいそう。。。

ちなみにアニメの放送続行だけでなく漫画の続編も検討しているらしい。
まぁ、ここでは・・・ね。

とにかく20年もの間、沢山の「ププッ」っていう微笑ましさをありがとうございました!
これからも「クレヨンしんちゃん」を愛し続けます!!!
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2010/03/28
「ミス・ダンデライオン」「南十字星駅で」

「ミス・ダンデライオン」「南十字星駅で」
キャラメルボックスのハーフタイムシアター(上演時間半分)の両方を観て来ました♪
そんなわけで以下ネタバレあり。

「ミス・ダンデライオン」
「もう再演!?」

それが第一印象だった。(当時の日記) 
キャラメルは過去の公演を再演することも多々あるけど
俺が見た公演が再演されるのは初めてだったしね〜。
けど、「記憶」のいい加減さを思い知らされた(苦笑)

「もう再演!?」だけでなく「クロノス」シリーズの中でも
特に好きな1作として挙げてたのに全体の流れはもちろん覚えてるけど、
細かな部分は幾つか忘れてた(汗)

しかも、未来から飛んで来た樹里とヒー兄ちゃんの約束。
「作家になる」ってこと、そして初めて書いた作品が
約束した途中まで樹里に語ってた作品ではなく、
樹里のことを書いた「ミス・ダンデライオン」だったこと。
この演目の一番の山場的シーンなのにすっかり飛んでた(汗)

まぁ、お陰で新鮮な気持ちで涙ものな感動だったけど(笑)

改めて、そして、ようやく完結を迎えた「クロノス」シリーズを振り替えると、
子供の頃の樹里の想いが題材になってるから一番ほっこり出来る作品かな。
恋愛絡みが多い中で恋愛と言えば恋愛だけど「憧れ」の延長だし、
初々しくて笑みが零れるような気持ちになれる作品だし♪


「南十字星駅で」
今回も事前調査ゼロだったのでこちらも「クロノス」シリーズだと今日まで知らなかった(汗)
けど、完結編ってことは・・・

ここを観てるキャラメル人口は5%以下だと思ってるので(笑)、
大半は「なんのこっちゃ」だろうけど何冊かある原作を既に読んでたから
某さんに「はい」と差し出された時に「原作なら読んだよ?」と返すと
「若干、追加された話あるから見てみ?」と結局借り、
何が増えてるのか目次で調べもせず二回目になる話も含め読み進めて行くと・・・(当時の日記) 

野方耕一の軌跡!?  

アレは衝撃だったなぁ。
そして「コレは反則だ」と思ったなぁ(笑)

ソレが遂に舞台化か・・・

「南十字星駅で」と言うより「クロノス」シリーズ全体の総評になっちゃうけど
例え、非科学的だとしても「時間移動」って身近に感じちゃうでしょ。
「青いねこだぬき」効果で(笑)
そして、誰にも飛びたい過去や未来があるんじゃないかな。
実際には無理だと分かっていながら。

けど、この「クロノス」シリーズはどんな反作用があろうとも
見たい物がある、救いたい人がいる。
そんな誰もが一度は夢に描いたことあるもの、
そして、人間の心の奥のピュアな部分を描いてるよなぁ。
改めて原作を読みたくなったし、ココロが荒れ気味な時に
刺が抜け落ちそうなストーリーばかりだし、買うかな。
持ってるのは前編載ってないし。

それにしても野方耕一。
未だ彼女を救えず「時間旅行」の途中にいる吹原和彦の
次なる出発の準備をする辺りが泣かせるじゃないのん(涙)
そして青春時代に好きだったコの「シャーペン」を手にして
「ありがとう」と返すのも泣かせるじゃないのん(涙)
でも、なりきり野方セットは我慢したど〜(笑)

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2010/04/22
グーグーだって猫である

仕事も一段落してるんで久々に定時上がり。
けど、雨が降ってるしジョギングは出来ない。
かと言ってTVも面白くない。
なので珍しく平日なんかにDVD借りに行きました♪

それにしてもコレ・・・
分かる人だけ笑ってやってください。
「ホント、好きな人の好きなものまで好きになりたいタイプだよね」って(苦笑)

そんなわけで以下ネタバレ。

ちなみにこの作品。
タイトルから「猫」がテーマなのはモロ分かりだけど、
舞台が吉祥寺だということは手にして初めて知った。
(読んでそうで実は流し読みなのバレバレ・苦笑)
そうなったら借りるしかないっしょ〜。

公式サイトからストーリーを引用するとこんな感じ。
天才漫画家、麻子さんの家に新しい仲間がやって来ました

麻子は吉祥寺に住む天才漫画家。
13年と5ヵ月と1日、一緒に暮らした猫のサバを突然亡くし
悲しみのあまり、漫画を描けなくなってしまう・・・。
そんな中、麻子はある子猫と運命的に出会う。
ひときわ小さな、ぐるぐる巻き模様のアメリカン・ショートヘア。
麻子がつけた名前は、グーグー。
一緒にご飯食べて、散歩して、寝る。なんとも幸せな日々。
不思議な青年、青自との恋、アシスタント達と話す新作の
アイディア、毎日がうまく動き始める。
だがある日突然、麻子は思いがけないことを知らされて・・・。
こんな感じ。
これだけ見ると波乱万丈なストーリーにも思えそうだけど
一言で言うと「らしいな」ってストーリー。

淡々としていながらも存在する確かな幸せ。
そんなことを起伏なく描いたストーリー。

猫好き、愛猫を亡くした経験のある人には
また映り方が違ってくるかもしれない。

ちなみに「きっかけ」がきっかけだけに思った。
「東京でなんか暮らせない」
そう思ってた俺だけど高円寺なら「暮らせるかも」と思えたけど
吉祥寺も同様に「ここなら暮らせるかも」と思えた。

そんな穏やかで緩やかな時間が流れているストーリー。

あ、そうそう。
俺もその1人だけど「SING A SONG」が好きな人は必見!
「クスッ」と笑える一幕がありまっせ〜♪

グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]
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2010/04/23
【宣伝】Ruby on Rails携帯サイト開発技法

友達の旦那が4/30に本を出版することになりました!

と言っても内容が内容なので誰でも読める本ではないけど
俺のネッ友にはIT関連で働く人も多いし、
携帯サイトを持ってる・持ってた人も多いし、
これから始めようと思っている人など、
求めてる人にはとっても参考になるんじゃないかな。
3人での共同作だけにそれぞれが得意分野を担当してるだろうし♪

あ。自分は求めてなくても身近にこういうのに興味ある人いたら
ジャンジャン宣伝することも大歓迎で〜す(笑)

って、「本」のカテゴリより「ネット」の方が合ってたかな?(苦笑)
些細なことだけど時々カテゴリ分けって悩む・・・

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2010/04/24
映画版「容疑者Xの献身」

「よせばいいのに」第一弾。←シリーズ化なのか!?
とにかく以下、ネタバレです。

もう何年も「月9」すら観ないほどドラマ離れしているので
月9の「ガリレオ」も「そんなのやってるね」って程度だったし、
東野圭吾が「ガリレオシリーズ」なるものを書いてるのも知らなかった。

そう。「キャラメルボックス」の演目で観たことから
それらを知って行ったという恐らく数少ないパターンの1人でしょう。

ちなみに舞台でこの作品を観た時に(広義で)「面白い」だけでは
片付けられない・・・と言うよりは言葉では言い表せ切れない
その奥深さに魅せられ、その場で原作を買い、読んだけど、
そうなれば自然な流れで次は「映画」でしょう。

けど、「ソレ」って一か八かなんだよね。
過去に何度もがっかりしてきたし(苦笑)
だからこの作品は「手を出すまい!」と思ってきたのに
ついに手を出してしまった・・・

率直な感想としては「造られ過ぎ」ってとこだろうか。
そんなのは「舞台」と「映画」を比較すれば当然過ぎることだけど
どうしても気になったのがキャスティング。
「ガリレオ」の福山雅治は適役だと思う。

けど、ドラマ離れした理由が作成するに当たって最も重視してるのが
「話題性」、そしてそれの一番手っ取り早い方法がキャスト。
そう。作品の良さ云々以前にキャストで話題を呼ぼうって感じが
どうにも受け付けなくなってね。

それだけに確かに「ガリレオ」シリーズではあるし、
舞台でも原作でも「ガリレオ」はキーとなる人物ではあるけど、
舞台→原作→映画の流れで観ると「容疑者X」以上に「ガリレオ」で・・・

ちなみに「キャラメルボックス」では原作ありきの作品を演じる時は
2時間と言う限られた時間の中で忠実に再現するパターンが多いけど
映画もそれは一緒。
しかし、見覚えのないシーンが・・・

「容疑者X」が「ガリレオ」がを雪山登山に誘い、
「ガリレオ」が遭難し掛けた時にふと頭を過ぎった。

まさかこのまま・・・
いや、それじゃ原作をほとんど潰してしまう!!!
ってね。

何はともあれやはりこの手のものは観た順がそのまま評価順になりますな。
それを分かってて観たんだから仕方ないけど(苦笑)

それは更なる期待をしているのか、最初に観た作品を誇大評価し過ぎているのか。
自分でも分からないけど一つだけ声を大にして言いたいこと。
「ガリレオ」の福山雅治が適約なら、「容疑者X」はキャラメルの西川さんが適役だ!

舞台版感想 2009/05/17  
原作版感想 2009/08/12 

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2010/05/11
リトルショップ・オブ・ホラーズ

そうそう。
またまた「なっち」が君津に来るんだよね。
「娘。コン」から数えるとコレで三度目?

お〜、そんなに君津が好きか(´▽`*)

でも、「演劇自粛中」なのにミュージカルだけど
ちょっぴり気になってたら良いのか悪いのか
そんな日に限って君津を離れて名古屋にいるし(苦笑)

しっかし、「印西」に「君津」って。
どんな決め方だったんだろうか・・・(笑)

公式サイト「リトルショップ・オブ・ホラーズ
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2010/06/07
辻 仁成「サヨナライツカ」

原作:辻仁成、主演:中山美穂で映画化され、
「夫婦共同作品」で話題になった「サヨナライツカ」の原作を読んだ。

正直、話題になってもさほど興味はなかったんだよね。
けど、ある日、書店を訪れた際に読みたい小説がなくて、
でも、何か無性に読みたい気分でブラブラしてたら裏表紙の解説に
KANの「50年後も」と「悲しみの役割」が重なり読みたい衝動に駆られ
手に取ったという流れだったりする。

ストーリーは語れば長くなるのでオフィシャルサイトを参考に。  

原作は二部構成になっている。
一部では次第に惹かれ合いながらも豊自身も結婚を選択し、
沓子もまた身を引くことを決心するという切ない場面がありつつ、
官能的な描写中心なのもあってか「自業自得」。
そんな言葉が浮かぶものだった。

しかし、2人が別れてから25年経った二部。
良妻賢母な光子と2人の息子に囲まれた幸せな家庭、
仕事でも順調に出世し、副社長にまでなっていた。

だけど、どこかポッカリと開いたような心の穴。

たった4ヶ月の恋。
しかもその内の半分くらいは「ゲーム」のようなもの。
だけど確かにお互いに惹かれ合っていた。
決してそれを言葉にすることは出来なくても。

「始まり」も「終わり」も2人で決め、その答えに後悔はしていないだろう。
だけど忘れられない想い。
未練なんかではない。素敵な思い出とも違う。

「気持ちを押し殺す」

自然な気持ちの変化ではない。
意図的に気持ちを変化させたもの。
そんなものは心の奥底で生き続けるんじゃないだろうか。

「あるべき姿」の前に広がる生活も確かに幸せ。
だけどふとした拍子にソレが目を覚ますこともあるんじゃないかな。
それは「下心」なんてものとは程遠い「純粋」なもので。

答えは自分の心の中に留めておくだけでいいので
結婚の有無に関係なくパートナーがいる人に問いたい。
今、隣にいる人があなたの人生で最も愛した人ですか?

事情を知る者、事情を知らない者。
豊を想い、生涯独身を貫いた沓子に対する意見は様々だろう。
でも、俺は思う。
例え、独身であっても、最期は1人でこの世を去っても、
人生を終える時に思うのは「愛されたこと」だと言い放っていた
沓子が最期に思ったことは「愛したこと」。
そう思わせた豊と出会えた沓子の人生は幸せそのものだと。

恋なんて数ではない。
生涯ただ一度でも人生を変えるほどの出会いがあればそれは奇跡。
幸せのカタチなんてものは人の数だけあるのだ。

だから俺も・・・

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2010/06/26
【DVD】サヨナライツカ

原作を読んだと書いた「サヨナライツカ」。

その時点では映画は終わってしまっていたので
DVDがリリースされたらレンタルしようと思っていたけど
やはり原作で感銘を受けた場合、原作止まりにしとくべきなんだろか。

先ほど「王様のブランチ」でこのDVDが紹介されていた。
原作を読んだ時点で映画は公開されていたので
特に沓子(中山美穂)の演じ方が見えて来たし
この作品については映画(DVD)を観ても原作と同じように
感銘を受けると思っていたら決定的に違うシーンがあった。

「才色兼備」という言葉がピッタリな古式ゆかしい
豊(西島秀俊)の奥さん光子(石田ゆり子)は
原作では日本とバンコクとの遠距離恋愛でも
豊の浮気を疑うようなことはしなかったし、
仮に浮気があったとしてもすぐにバンコクに
駆け付けられない自分の責任だと思うような女性。

しかし、映画版では沓子の前に姿を現し、
「いなくなってください」と直談判しに行っていた・・・

光子に対する後ろめたさ、けど止めることの出来ない想い。
そんなどうにも出来ない気持ちに感情を刺激されて
自分の中で「大きな」作品になってたけど
映画のような光子の度胸や火花バチバチみたいなシーンを観たら
観終わった後に残る気持ちが全然異なりそうだ・・・

ん〜。観たいけど、観たくない。
原作で留めておいた方がいいのかなぁ。
でも、そうすると俺も2人同様「胸が痛い」ままなんだよなぁ・・・

とりあえず何冊か溜まった小説があるからそれでも読むか。
なんか、今。何とも言えない気持ちだ。

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2010/07/15
50

ユンケル50本飲んだんじゃないぞ!(笑)

昨年、亡くなった「クレヨンしんちゃん」の作者臼井義人先生。
連載してた「まんがタウン」には亡くなった後もしばらく掲載されていたけど
単行本は「49巻」で止まったまま。

その後に描かれたストーリーもある。
ただ、1冊分には満たないのかもしれない。

それでも、臼井先生の描いた全「クレヨンしんちゃん」を見たくて
例え、それまでの単行本に比べてページ数が少なくても
「最後の1冊」を出して欲しいと密かに願い続けていた。

そして、今日、発売されるというニュースを見た!

ただ・・・
願いが叶ったんだからもちろん嬉しい。
けれど、「これで最後」って思いも過ぎって
急に切なさも込み上げて来たけれど
一つの区切りである「50」という数字で
終わるってことがせめてもの救い。

ちなみに亡くなった際にアニメや映画も続いていくとは言っていたけど
8月から「新クレヨンしんちゃん」として新たなスタートを切る模様。

最初は正直、不安もあったけど「ドラえもん」の例があるし、
何よりもずっと一緒に創り上げて来たスタッフたちが創っていくのだし、
「クレヨンしんちゃん」の世界観を守り続けたいという想いは
俺なんかよりも遥かに強いだろうからそちらも期待したい。

そう思うと「アニメ」っていかに「声優の存在が大きいか」ってことを感じる。
こういう形での「新クレヨンしんちゃん」は観たい気持ちがそのままあるけど
しんちゃんの声優が変わってしまったら観たくない気持ちがあるもん・・・

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2010/07/21
もしドラ

展開が読まれそうですが…

初めてこの本のタイトルの略を聞いた時、
「もしも、ドラえもんがいたら」等の略で、
「ドラ本がそんなにヒットしてんの!?」
と、素で思いました(´▽`*)

ってか、
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
の略が「もしドラ」は略し過ぎだろ(苦笑)

ひみつ道具に「もしもボックス」なんかもあるし、
略名で「ドラえもん」を浮かべたのは俺だけじゃないはずだ!

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2010/07/24
中村航「100回泣くこと」

前々から気になってた小説。
いつぞや別の小説目当てで本屋に行った際に文庫本で出てたし、
目立つコーナーに置かれてたので思わず購入。
そして、先週の名古屋遠征時に読み終えたので感想を♪(遅)

タイトルからも「泣ける」と思ってたし、
帯に書かれた数名の有名人のコメントからもかなり期待し過ぎたのかな。
結論から言っちゃうと正直「ん〜・・・」って感じだった。

ストーリーは主人公が浪人時代に勉強していた図書館脇に捨てられていた
子犬を拾って来て、後に大学に合格して実家を出てからは
なかなか実家に帰らずにいたらその子犬(名前はブック)が「長くは無さそう」ということで
彼女の提案もあり、実家にいる際にジャケットにブックを入れてバイクで河川敷に向かい
そこでブックを遊ばせるのが日課だっただけにバイクのエンジン音を聞くだけで
喜ぶブックの為に今や「鉄くず」状態になったバイクを手間隙掛けて奇跡的に蘇らせて
ブックに会いに行くところから始まる。
けど、バイクのエンジン音を聞いても、御主人の顔を見ても弱々しいブック・・・

そんなわけで愛犬との感動ストーリーかと思ったらいつの間にやら
結婚に向けて「練習」と題して同棲を始めた彼女が卵巣がんに侵されることに転換。
そして、皮肉なことに仕事が忙しい時期と重なりながらも献身的に病院に通い
治って、再び一緒に暮らすことを願いながらも亡くなってしまった彼女。
それからしばらくは立ち直れず酒に溺れる主人公。

そして、「長くは無さそう」と言いながらも人間で言えば寝たきり状態ながらも
その状態で生き続けたブックの死。

正直、話がアッチ行ったり、コッチ行ったりで「焦点」が定まっていない。
それが率直な感想で割と涙腺の弱い俺でも泣けなかった。

ブックならブック。
彼女なら彼女。

焦点をどちらかに絞ったらまた違ったんだろうなぁ。
って、この辺が「すぐに感想を!」ってならなかった原因の一つだろうけど(苦笑)
「泣ける」ストーリーがやっぱ好きなんだなぁ。俺は。

さぁ、次は何を読もうかな?
たまたま立て続けに小説を買った時に遠征が続いてるんで
明日もどれかチョイスして持参するぞ〜♪

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2010/08/01
また逢おうと竜馬は言った

また逢おうと竜馬は言った
浜松から直行でキャラメルの夏公演行って来たど〜。

相変わらず今回も事前調査ゼロです!(笑)
しかも、以前某さんにビデオを借りた時もなかなか観る時間無く、
この作品だけ観ずに返してしまったと言う・・・

っつーのも、過去のキャラメルレポでも書いてるけど
ワタクシ、「時代劇」があまり得意ではないのです。
なので、今回も前日が前日だし、睡魔に襲われる自信満々だったので
途中で栄養ドリンクを調達して来たのに開演と同時に思い出したという・・・(笑)

が。

始まりこそ時代劇そのものではあったけど
自分の想像とは裏腹に時代物ではなかった。

何をやってもダメで「男らしさ」なんて言葉が似合わない岡本。
そんな岡本は高校の頃からずっと坂本竜馬の生き方に憧れ、
いつしか坂本竜馬が自分にだけは見え、会話出来るという
特別な能力(!?)を持つようになっていた。

けれど、岡本は岡本。
竜馬がバックについていてもやっぱりダメな男。

しかし、同僚の本郷と奥さんのケンカの仲裁に入るも
いつしか自分のケイコに対する気持ちに気付きながらも
ケイコの気持ちを第一に考え、事件に巻き込まれ、
命の危機に陥るケイコを守る為に果敢に立ち向かう岡本。

そして、その気持ちを知るケイコ。
更には本郷との離婚を考えていた時にそんな岡本の行動に
揺れ動く素振りを見せつつもケイコの本心を知っている岡本。
「仲裁」という本来の目的をまっとうする。

そんな岡本にそれまでは情けなさに呆れてた竜馬も
岡本の真の男っぷりを認め、岡本の前から去ることに・・・

「また逢おう」

の一言を残し・・・

正直、時代物だと思ってただけにビックリ。
しかも、キャラメルの真骨頂とも言うべき熱い友情物語。

こういう言い方もアレですが。
期待度が低かっただけに「ヤラれた」感満載。

俺はやっぱり読解力とかそういうのがないので、
小難しくて頭を抱える演目よりもこういうメリハリあって
分かっていながらも最後は「グッ」と来る演劇が好きだな。

と、益々キャラメル以外のお芝居は休業宣言を改めてしたくなった(苦笑)

そうそう。
キャラ的に全然違和感無かったけれど「ゲスト」と紹介されて
「え。ゲスト?観たことあるよ!?」とすら思った小久保役の楠見薫さん。
途中で観客もすぐに分かるセリフミスをやらかしてしまって・・・(笑)
けど、周りは何事も無かったように進める中でタイミング良く新聞を手にしてたシーンだったから
恥ずかしそうに顔を隠したり、表情で「すいません!」とアピール姿に爆笑!(笑)

っつーのも、最近知り合ったある人に見た目もすごい似てたし、キャラも似てて、
登場した瞬間からツボだった中でのコレ。
私的な周りとはタイミング違いな笑いを堪えるのに必死だった・・・(苦笑)

それにしてもやっぱキャラメルはいいやね。
ホント安心して観れる。
演劇を控えてると言っても演劇自体は好きだもの。

けど、「当たり」「ハズレ」の差が大きいモノだけに絞ってるんだけど
キャラメルはやっぱし期待を裏切らないわぁ。

次回作もかなり期待出来そうなので今から楽しみ!
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2010/08/13
おと な  り

って、映画のDVDを観ました♪
以下、ネタバレ。

ちなみに。

この夏休みに一つだけ「コレをしよう!」って決めてたことがありました。
それは「サマーウォーズ」を観ること。
つい先日、TVでもやったばかりだけど、その日は帰りが遅かったし、
正直、その時は知らなかったからどっちみち観なかっただろうけど。。。

でも、周りの評判も良かった上にシクラのメンバー全員がDVDを所持してる程と聞いて
「コレは観るしかない!」って。
けど、4枚全てレンタル中〜(泣)
その店に行く前に別の店にCD返しに行った(開店前の為ポストに)けど
再び行こうか迷ったけどまたの機会にすることにした・・・(泣)

つーことで、夏休み中で唯一午後からはフリーだったので
「何か観よう!」と思うも観たいと思ってたものはことごとくレンタル中(汗)

で、パッと1枚のDVDが目に留まった。
ジャケットにしてはシンプルだけどそこが妙にね。
そして、「初めて好きになったのは、あなたの生きている音でした。」というフレーズ。
そして、そして、空白が気になるタイトル。

ドラマ離れした理由が「どのドラマにもジャニーズが出てるから」って俺には
V6の岡田准一が出てるのが引っ掛かったけど借りてみることに。

カメラマンの聡(岡田准一)と花屋で勤める七緒(麻生)。
同じアパートの隣同士に住んでいながら顔を合わせたことはない。
けれど薄い壁の為に聞こえてくる生活音。
「当たり前」だったそんな音に共にいつしか心地良さを感じていた。
そんなある日、恩師が定年を向かえるということで謝恩会に参加する為に帰省。
そう。2人は同級生だったのだ。

しかし、気になるお隣さんであることは気付くはずもない。
けれど何故かお互いに気になりつつもほとんど話すこともなく終了。

そして、聡はアパートへ。
そして、そして、七緒はフランスへ留学する為にアパートを引き払う。
それを知った聡は心にポッカリ穴が開いたような1日を過ごし、帰宅すると・・・

隣の部屋からは聴き覚えのある鼻歌。
そこには留学前に馴染みの喫茶店に挨拶に行った七緒が
気に入っていた写真をマスターから貰うと告げられた
「あそこのアパートに住んでる人が撮ったものだからまた貰えるから」って一言と
「野島」という聡の苗字・・・

ようやく気付いた七緒がアパートへ向かうも聡は不在。
本当は鍵を返しに行く前に寄った喫茶店だったがその写真をひたすら眺めながら
鼻歌を歌っているとそこに聡が帰宅し、初めて隣の部屋を訪れる。

そして・・・

互いのことを知らないのに惹かれ合っていたと思っていた2人。
謝恩会で気になりつつも言葉を交わせなかった2人。

その対面は「フフッ」と2人して笑うものだった。

と、ココで終わり。
すっげ、中途半端!(笑)

と、思いつつ・・・

エンドロールのバックに聞こえて来る2人の会話。
解釈は色々あるかもしれないけど俺は「結婚した」と解釈。

「ラブストーリー」に部類されるだろう。
けど、「好き」だの「愛してる」だのなんて単語は出て来ないし、
そもそも自分でも気付いてない「気になる心の中の何か」を描いたストーリー。
そして、ようやくその答えが見つかったと思ったらTHE END.

ん〜。なんだろね。
ココ何年かって自然と「観たい」と思ったり、気になる映画って
こういう単調なストーリーが多い。
けど、単調な中にも誰もが持ってる気持ちや想いを描いたストーリー。
それを観ることで気付くことがある。
単調な中にある喜びにホットな気持ちになる。

思いがけず借りたDVDではあったけど「また観たい」。
そう思える作品だった。

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2010/08/18
小川糸「食堂かたつむり」

という本を読んだ。

と言っても、この作品も作者の存在も実は知りませんでした(汗)
けど、「運命」を感じたんだよね。

ある日、本屋をフラフラしてたら見掛けてタイトルが気になったから手に取ると
帯にはマサムネのコメントがあるではないかっ!
小川糸「食堂かたつむり」

なので、「文庫で出てないかな?」と探してみると(貧)、
幸運にもあったので即購入♪

で、今、読んでない小説が結構溜まってるんだけど
100回泣くこと」の次に手に取ったのがコレだったんだよね。  

ストーリーは主人公の倫子が同棲してたインド人の恋人がある日、
家財道具一式と共に姿を消すところから始まる。
茫然とした倫子は母親と確執があった為、それまで帰ることなど無かったが
全てを失った倫子が頼れるのは実家しかなかった。
また、恋人・家財道具だけでなくショックから言葉まで失っていた。。。

そんな倫子と母の生活はやはり普通の母娘とは違った。
と言うのも倫子は不倫相手との間に生まれた子供と言われていた。
また、名前の由来も「不倫相手との子だから」と言われていた。
しかも、その相手との姿を子供の頃から見てきた倫子はどうしても母に嫌悪感を抱き、
また、母も自ら距離を置き、倫子がずっと料理に関するバイト・仕事をしてきた経験を生かし、
実家の離れでレストランを開業すると決めた際にもしっかりと家賃を取り、
更には母が飼っていた豚、エルメスの世話をすることを条件とするほどだった。

そうして生まれた1日一組限定「食堂かたつむり」の開業に当たってお世話になった
熊さんが1人目のお客として招いた。
倫子が「1日一組」と限定するのには「お客様に満足してもらう」というこだわりからで
当日までに面接やメール、FAXにて何度もやり取りを繰り返し、
その人に合った最高の料理をおもてなしするということからだった。

そして、1人目のお客となった熊さんは出されたカレーに感激すると共に
ある日突然出て行ってしまった外国人の妻シニョリータが荷物を取りに来ただけだが
戻って来たことで「もう一度会えた」と満足する熊さんから徐々に口コミで
「食堂かたつむりで食事をすると願い事が叶う」と言われ、経営は上々だった。

しかし、母との確執は同居をしても消えることなく距離を置いて過ごしていたが、
ある日、母の営むスナックでのパーティーに参加した際に
子供の頃から「愛人」とされていた地元の有名企業の社長とは肉体関係がないこと、
また、高校生の頃に一つ上の先輩と交際し、結婚の約束までしていたのに
先輩を追いかけ、自身も京都の短大に進学するも先輩は引っ越した後で
そのまま音信不通となったが、今でもその先輩のことだけを想い、
「高校卒業するまでプラトニックな関係でいよう」と約束したまま
「先輩と以外は考えられない」と誰とも肉体関係を持ったことがないこと、
自分が水鉄砲での人工授精で生まれたことなどを知り、母を見る目が変わっていく・・・

しかし、ある日、お風呂に入っていると突然母も入って来て衝撃的な話を聞かされる。
それは自分が癌に侵され、余命が半年ということだった。
けれど、母はそれに落ち込むどころか偶然にも診察に行った病院の医師が初恋の相手で
もう一度会えたことを心から喜び、そして先は短くても結婚することになった。

そして、母は披露宴での料理を倫子にコーディネートしてもらうようお願いする。
更に・・・
母がいなくなった後、エルメスも悲しむであろうということで
披露宴での料理はエルメスを使うことになった・・・

そして、母も死去・・・

その後、しばらくは無気力になっていた倫子だったが次々に
自分の知らなかった母の自分への愛情を知り、
母をずっと憎んでいたことを後悔するが、その思いが倫子を再び料理人として立ち直らせ、
しかも、遂に声が出るようになった・・・

って、あらすじが長過ぎだね(苦笑)
けど、「100回泣くこと」の中で「焦点を絞って欲しかった」と書いたけれど
この作品も同様のことが言えるくらい倫子の波乱万丈な人生を描いているが、
読めば読むほど入り込んで行き、最近はもっぱら「読書は移動中にするもの」と、
家で読むことなんてなかったのにコレに至っては先が気になって気になって
今日は気づけば最後まで読んでいたという・・・(苦笑)

母親との確執、癌。
対象は父だけど自分と重なる部分があったし、
倫子の「食堂かたつむり」に懸ける思いや、生き方。
昔・・・いや、今も奥底ではあるかな。
ある程度の年齢に達した時の話ではあるけど。
要は俺の理想そのものなんだよね。
中学くらいの頃から思い描いてたんだけど。
最近「スローライフ」って呼ばれてるやつ?
「早くに結婚して子供を作って、その子供が巣立ったら
残りの人生は妻と小さな店を開き、儲けなんていらないから
妻と二人のんびり細々と暮らして行ければ」って。
中学生がどんな妄想を描いてんじゃい!って感じだけど(笑)
しかも、今では結婚願望ゼロで「まだまだライブバカしていたい♪」って
まるっきり違う人生を歩んでるけど(笑)

でも、だからかな。
こんなにも主人公に自分を投影した作品があっただろうかってほどに
入り込んで最後は一気に読んでしまった。

ちなみに正に今日なんだけどこの作品が映画化されていて、
もうじきレンタル開始であることを知った。

ん〜。観るべきか、観ぬべきか。

原作がいいとその葛藤があるんだよね。
興味は津々なんだけど、壊されたくない思いもあるし。
迷うなぁ・・・。

コレは余談。
ってか、通じる人ほとんどいないけど。
この作品の作者は「小川糸」さんと言います。
君津人の7〜8割はパッとこの文字だけ見せられたら
読み間違いすることだろう・・・(笑)

そんな小川糸さん。
他にどんな作品を書いてるんだろうか?
あの世界観。他の作品にも興味湧く♪

食堂かたつむり (ポプラ文庫)
小川糸
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2010/09/23
サマーウォーズ

いつ行っても全部レンタル中だったけどようやく借りれた〜♪

と、言ってるけれど・・・

元々はこの作品。知りませんでした(汗)
今夏、TV放送した際に数名のネッ友が「良かった」と言ってて気になってたら

なんと!

シクラのメンバー全員がDVDを持ってるほどと言うではないかっ!
しかも、TV版は多少カットされててDVD版の方が絶対オススメって。

借りるしかないっしょ?

けど、「ウォーズ」と付いてはいるけど「サマー」だし、
アニメ映画ってことやメンバーの好みからして、
個人的にはジブリ映画のようなものを想像してたんだよね。

でも、ホントに「ウォーズ」だし(汗)
しかも、現代を反映した作品。
それだけに想像とは違う妙なリアリティーに
かなり衝撃的だった・・・

あらすじはこんな感じ。
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)。
ユーザーはパソコン、携帯電話、テレビなどから
自分のアバターを使い、ショッピングやゲームだけでなく、
現実の納税や行政手続きなどの様々なサービスを利用できる。
OZの管理権限や個人情報は世界一安全なセキュリティによって守られている。

ある日、高校2年生の小磯健二は、憧れの先輩篠原夏希から
一緒に夏希の実家に行くという「バイト」に誘われる。
実家には夏希の曽祖母陣内栄の90歳の誕生日を祝うために
26人の親族が集まり、健二はひょんなことから栄のために
夏希の婚約者のふりをすることになった。

その夜、健二の携帯電話に数字の羅列が書かれた謎のメールが送られてくる。
数学が得意な健二はそれを何かの問題だと思って解いてしまう。
しかし、それはOZの管理権限の暗号パスであった。
翌日、OZは謎の人工知能ラブマシーンに乗っ取られ、
現実世界にも大きな混乱を引き起こしてしまう。

はたして健二たちは、この混乱を止めることができるのか?
「OZ」が乗っ取られたことにより、誕生日を祝われるはずの祖母が
病気の心臓に異変が起きた際はすぐさま携帯を通じて連絡がいくはずが届かず、
誕生日を前に息を引き取ってしまう。。。

そんな中、女性陣は「誕生会」から「お通夜・お葬式」の準備に奮闘するも
男性陣は代々続く家系の血が騒ぎ、「ラブマシーン」と戦うも、
地球の危機にまで達してしまう中で「仮想世界」の中で支援してくれる人たちのお陰で
見事に勝利し、平和な日常が訪れる。

そんな中で執り行われたお葬式はこの家系らしく、
祭壇を朝顔で華やかに彩り、「Happy Birthday」を合唱するものだった。

コンピューターに頼りっきりという無機質な現代を描きつつ、
そういう中にも確かにある「絆」を描いたストーリー。

ん〜。正直、賛否両論分かれる作品かな。
俺は期待し過ぎたのと、勝手な推測から全く逸れていたのもあって
思ってたほどの満足感が得られなかったのが素直な感想。。。
「ネット世界」を知らない人には理解し難い作品だとも思うしね。

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2010/12/19
サンタクロースが歌ってくれた

サンタクロースが歌ってくれた
恒例の「キャラメルボックス」の冬公演に行って来ました〜♪

ストーリーは公式から引用するとこんな感じ。
クリスマスイブの東京。彼氏のいない「ゆきみ」は、
池袋の映画館で友人の「すずこ」と待ち合わせ。
しかし、「すずこ」が約束の時間に来なかったため、一人で中へ。
映画のタイトルは『ハイカラ探偵物語』。
大正5年、芥川龍之介と平井太郎(後の江戸川乱歩)が
怪盗黒蜥蜴と戦う話だった。
ところが、 芥川が黒蜥蜴を追い詰めた場面で、黒蜥蜴が消失!
どうやら、映画の外に逃げたらしい。
芥川と太郎、そして警視庁の菊池警部は、黒蜥蜴を追って、
映画の外に飛び出す。
そして、「ゆきみ」に現代の東京の案内を頼む。
一方、「すずこ」が遅刻して映画館に辿り着くと、
中からメイド服の女が飛び出してきた。
彼女は、映画の中から逃げてきたと言う……。
今回もあらかじめストーリー等の下調べをせずに行ったので
タイトルからファンタジー色が強い作品だと思ってたら
ブラック色も含んだ内容にちとビックリ。

けど、そこはキャラメル。
そんな中でも心温まるストーリに仕上がっていて
タイトルに相応しい内容だったように思う。

ちなみに今回は25周年記念のラスト公演ということもあってか
上川隆也・近江谷太朗という2人の退団者をゲストに招いたのもあってか
まぁ、お祭り要素の強いこと・・・(笑)
いつも笑いの要素は含まれてるけど今回に関しては「コメディ劇か?」ってほどで
泣けるシーンなんかもあったけどそれ以上に笑いの印象が強く残る(笑)
途中、セリフなのかアドリブなのか分からないシーンすらあったし(苦笑)

それにしてもアレだ。
ココ最近のキャラメルの感想には頻繁に書いてる気がするけど
今はキャラメル以外の演劇をセーブしてるけど
ホント、キャラメルは安心して観れる。

まぁ、喜怒哀楽がハッキリ描かれてるし、結末が読めちゃうし、
言ってみりゃ「水戸黄門」的(苦笑)で「つまらない」と感じる人も多いと思うんだよね。
でも、たとえ結末は読めてもそこに至るプロセスってものがあるし
「笑う」「泣く」って演劇・映画・ドラマ・本等の基本じゃない?
その基本を観に来てくれてる全ての人に届ける。
そういう基本に忠実なところが俺は好き♪

それにしてもカーテンコールも含め、
ストーリーだけでない面白さが満載だったし
久々に2回観に行きたいと思えた公演だったなぁ。
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2011/03/19
ナナとカオル

ナナとカオル
ymdさんが音楽担当した映画を観て来た♪
以下、ネタバレ。

先月のバレンタインライブの際にこの話を聞いていたし、
「SM映画」ってことも聞いていたけれど(笑)、
本人も戸惑いがありながらも「青春物」ということで
「脱がない」「触らない」「痛くない」だったかな?
そういう作りだということで引き受けたと聞いていたし、
「ボンクラ童貞映画」ということも聞いていたので(笑)、
今まで経験ない「楽しみ」と「不安」で映画に挑みましたがね(苦笑)

そんな気になるストーリーは冒頭からボンテージ姿が登場して
若干引き気味になったと思ったらアニメばりなシーンもあったりで
益々どんな形で音楽が使われるのか不安が増した(苦笑)

でも、描写については想像してたよりもハードだったし、
「ymdさんが音楽担当した」と前置きをしなかったら
おおっぴらに「観て来た〜♪」とは言い辛いのも確かだけど
根底には甘酸っぱい青春物って要素も含まれていた。
それだけにその部分をフューチャーしたようなymdさんの音楽が
清涼剤的な存在で爽やかさを添えていたように思う。

加えて、コメディー要素も盛り込んでいて
この映画自体も地震の影響で一週間遅れの公開になったけども
「こんなに笑ったの久し振り!」ってほどに笑いまくったし
上映後のロビーは上映前とは違う空気に包まれてた。
映画であんなに笑いが挙がりまくる光景は俺は初めてだったしね。

うん。全然そんなつもりで作られた映画ではないけれど
こういう時こそいい意味でのこんなバカバカしさが良い。
純粋に「また観たい!」と思えたし
色んな意味で元気付けられそうだしね(笑)

しっかし、最近はキャストや主題歌で話題を取ろうとしたドラマが多くて
いつしかドラマ離れしちゃったけどやっぱりあるんだよね。
そのストーリーに合ったキャストや主題歌ってのが。

正直、この作品の出演者は誰一人知らなかったです(汗)
でも、ナナ役の女の子なんて映画初主演が「SM」をテーマにして作品だけど
そんな体当たりの演技、優等生であるもう一つの顔にピッタリな純さも出てて
本業はグラビアアイドルらしいけど「適役」って思ったし。

今が旬な人もいいけどさ、話題先行で肝心のストーリーが埋もれたら本末転倒だし、
適役を見つければ作品の魅力も増大すると思う。
DVD化されたらもう一度観よう。
映画館じゃ遠慮して笑いを堪えたりもしたから今度は豪快に笑いつつ♪

そ、そ。
訳あって上映前に原作本を探して本屋をハシゴすること三軒。
それぞれで店員にも聞いてようやく手にした本の表紙はこんなん(笑)
ナンつーか、「ぼく、アキバ系♪」って声高らかに言ってるみたいなもんだな(爆)

ナナとカオル
ポスターのymdさんのサインのアップ〜。
こんなシンプルサインも貴重かも(笑)

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2011/03/25
GOLDEN8

昨夜は金八っつぁんの同窓会スペシャル。
なのに計画停電とか…(ノд<。)゜。

ってことで諦めてたら思ったよりも早く復活したので
1時間ではあるけど観ること出来たーっ(≧∇≦)

俺の中の金八っつぁんと言えばどちらかと言うと
世間的には印象の薄い第4シリーズからですな。
それ以前のは再放送で飛び飛びで観たことある程度で
有名なシーンのほとんどもこういう番組で抜粋して流れる映像で見た程度だし。

そして番組内で言ってた。
「20世紀に入ってから変わり始めた」って。
確かに。
麻薬を筆頭に「え。いいのか!?」と思うようなテーマも増え
ドラマと言うよりドキュメント番組とも思えるくらい
現代の問題をリアルに描いていて
往年の金八っつぁんファンには賛否両論あったみたいだけど
俺はそこに惹かれて観るようになったんだよね。

と、歴代のシリーズの名場面をまとめた映像。
そしてゲストで来てる卒業生たち。
ヤバイな(笑)
それだけでクるから(笑)

それなのに…

最終回当日はライブっつー(涙)
しかも、主役を筆頭に金八率が高いライブ(笑)
みんなライブどころじゃないんじゃね?(笑)

あ〜、録画はするけどさ、リアルタイムに定年を迎える金八っつぁんを送りたかったよ(涙)

それにしてもよく「金八先生みたいな先生に教わりたかった」って聞くけど
そりゃ、コピーロボットみたいな先生はいないだろうけどさ、
でも、金八っつぁんみたいに熱い先生ならいない?
俺は今でも感謝してる先生いるけどね。

てか、自分の恩師に投影出来るのも金八っつぁんの魅力じゃね?

つーことで、最終回は金八っつぁんと自分の恩師たちに
感謝の気持ちを感じながら観るとしまっす。

金八っつぁん。
長い、長い教師人生お疲れ様でした!
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2011/03/27
夏への扉

毎度おなじみキャラメルボックスですヽ(´▽`)/

が。

諸事情によりオフィシャルからあらすじを引用するのみで。
1970年、ダニエル・デイビスは失意のどん底にいた。
大学で機械工学を学んだダニエルは、
親友と二人で会社を設立。
ハイヤード・ガールと名付けたロボットの開発に成功した。
が、婚約中の恋人と親友が仕組んだ罠に嵌められ、
会社とロボットを奪われたのだ。
ダニエルに残されたのは、飼い猫のピートだけ……。
彼は裏切り者二人への復讐を誓うが、
逆に捕らわれの身となり、コールドスリープの冷凍場に
送られてしまう。そして、長い眠りから覚めた
時、そこは30年後の、2000年だった!会社は?ロボットは?
そして、愛猫ピートは?
すべてを失ったダニエルは、起死回生の一手を打つ!
色々続いて寝不足だったからとかじゃないんだからね〜!
落ちてこそいないけど意識もないとかじゃないんだからね〜!

・・・。

orz
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2011/04/02
金八先生最終回

録画してた金八っつぁんを観た♪
4時間っすわ。
気合い入れないと観れないっての(苦笑)

ちなみに予告や事前特番で知ってはいたけど前半は新たな話。

まぁ、良くも悪くも「The金八」的ストーリーだわな。

「ワンパターン」「分かりやすい」等の意見もあると思うんだよね。
でも、展開は同じでも特にココ最近のシリーズは
「いいのか!?」とすら思うテーマを果敢にも描いてるし
ドキュメントにも近い作品だと思うんだよね。

そして…

レギュラー放送恒例の卒業式シーン。
今回は生徒ではなく定年を迎える金八っつぁん。

いやぁ、ある程度は想像していたけどそれを越えてたね。

アレって台本あったんか!?

個人的には最後の出席確認前までで
あとはアドリブだと思ってるけど。

いやぁ、当時のキャラを生かした返事やら感謝のコメントやら
それらすべてに金八っつぁんへの愛が詰まってて…
その時点でも十分ヤバかったのに金八っつぁんの最後の挨拶。

ナニ?
アレ…

もはやドラマの域を越えてるっしょ。
泣いてる生徒役も「役」じゃないでしょ。
撮影スタッフすら涙なしに仕事出来なかったんじゃないかって思うし。

武田鉄也の他にもいるけどさ。
でも、その人の生涯を懸けたとも言える作品や役柄ってスゴいよね。

この最終回にしたって関わってきた人たちだけでなく
視聴者までもが恩師が定年退職するかの如く
感情移入して泣いた人がどれほどいるか…

それだけに残念ではあるけど
しっかり道筋を作って後に続かせていくものだし
晴れ晴れした気持ちで送り出したいね。

金八っつぁん今までありがとーーーっ!
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2011/07/04
ドラマエキストラ

体験してきた♪

突然だって?(笑)
まぁ、そうだわな。
これまでエキストラに興味あるっぽい話したことないし。
ってか、興味なかったし(笑)
それどころかドラマ離れすらしてるしね(汗)

けど、ひょんなことから木更津での撮影の話を知って
その時には長期休暇が決まってたのもあって
「新しいことにチャレンジしてみよ♪」ってね。

そしたら見事に決まっちゃったってわけ。
3日前っつー忘れた頃の連絡だったけど(笑)

ちなみに詳細は口外NGな内容もあるし
個人的にもドラマ名すら付せときます(苦笑)
ただ、連続ドラマでやってたもののスペシャル版なので
結構人気あったドラマなのかな?
何のドラマか書かれてた上での応募だったし
参加者のほとんどはエキストラ好きやドラマのファンだったらしく
どんなドラマか知ってること前提で説明が進められていったけど
ゴメンなさい。俺、知らなかったです・・・(汗)

つーことで、裏側の話を。
集合は朝の7:45。
集合場所である駅から徒歩圏ってのもあるかもだけど移動は徒歩(笑)
今回の参加者は43名でした。

で、着くなりイキナリの待ち(苦笑)
なんやかんやで2時間くらい待ったのかな。
そこでようやく撮影に入るんだけど全員に出番を与える為に
シーンによって出る人を分けるし、メインはエキストラじゃないからね。
撮影ペースに合わせてエキストラは出番を待つのみ。
しかも、エキストラの中でも上記のように分けるから
よく聞くけどひたすら「待つ」「待つ」「待つ」です(汗)
それでいて使われるかどうかの保証もないし、
使われたところで1秒程度の為に拘束時間は5時間でした(笑)

ま、それでも予定より早く終わったんだけどね。
予定では「日暮れ頃」だったし(汗)

と、最初は暑い中でひたすら待たされるし
「マジかよぉ〜」って若干ウンザリ気味ではあったけど
監督さんやエキストラ担当さんがとっても丁寧で
「陽が出て来たからココじゃ無理」と室内の待機場を用意してくれたり
「暑いから水分補給をこまめにしてください」とお茶が用意されてたり
全員分の昼食が用意されてたり、
登場の仕方にどうしても「差」が出ちゃうのを監督さん自ら詫びてたり
炎天下の中で休むことなく続く撮影に大変さを痛感してる中で
たかが一般人のエキストラにまで細かな気配りをしてくれて
終わる頃には出番の有無や待ち時間なんてどうでも良かったけどね。
そもそも「撮影現場の空気感を味わってみたい」ってのも含めての参加だし
ガッツリ映られても困るしね(笑)

でも、先に挙げたアチコチの現場に足を運んでるような人たちの
気持ちも分かる気もしたけど。
「今度はもっと映りたい!」みたいなリベンジ魂も無きにしも非ずだし(笑)

ちなみに主役級の俳優さんたちは夜の撮影ってことだったので
待てば見れたかもしれないけど「かもしれない」に過ぎないし
連日のハードワークに断念して帰宅。。。

けど、情報を知ったきっかけであるE.Mは間近で見れた〜。
そしてカワイイ(≧∇≦)

でも、笑顔が売りな仕事してるのにあの炎天下の中で1日作業。
一般人には華やかな部分しか見えてないし憧れを抱く人も多いけど
つくづく大変だな。ああいう仕事ってのも。

ま、何はともあれ貴重な体験が出来た♪
機会があればまた参加してみたいかな。
近い場所であればだけど(笑)

そ、そ。
地元怖ぇ〜!
車で目の前を通った友達に見られてたらしい(笑)
ってか、「目の前」と言っても奥まったとこにいたし
参加することを言ってもないのによくわかったな・・・(汗)
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2011/07/28
枡野浩一「僕は運動おんち」

ymdさんから引き継いだ小説を早速読んでみた♪

内容はAmazonから引用するとこんな感じ。
運動も勉強もできず、落ち込みがちな高校生の勝。
運動音痴から「うんちゃん」とあだ名され、
同じ高校に美しい妹が入学してからは変に目立って、
ますます死にたい毎日。
そんな中、詩を書く柔道部の男子と親しくなり、
彼の幼なじみである、髪の長い女子柔道部エースに恋してしまう。
なぜか運動部にも入部するハメになり、
学校生活は予想外の方向へ―。
笑えて元気が出る青春小説。
いきなり「遺書」として書き留めているノートの内容から始まるし
とにかく「死にたい」「自殺」等々の言葉が連発で一見ダーク(苦笑)
でも、久々に読み出したら止まらなくなって
1日で読み終えた作品になったよ。

将来に絶望するでもない。
自分を悲観するでもない。

だけど「死」を意識する時期ってない?
もしかすると未知なるモノへの憧れにも近いのかもだけど。
そんなデリケートな年頃の日々を切り取ったストーリー。

つい誰かと比べてしまう。
他人より劣ってる部分に落胆する。
だけど、ひょんなことで「自分はダメだ」「もう終わりだ」
そんなことを思ってた自分がちっぽけに思えるほど
何かに夢中になり、そういう中に「自分」を見つける。

懐かしくもあり、甘酸っぱくもあり、歯がゆくもあり、
そんな誰しも経験して来たような姿がクスっと笑えたり
身を乗り出して応援したくなるような気持ちになる。

更に。

所々に自分とリンクするキーワードがやたらと出てきて
そんな部分に気付けば自分と重ねたり。

房総半島南部
日航機墜落etc・・・

そんな中で極めつけはコレ。

著者の他の作品が気になったので検索したら
ブログが出てきたので開いたら最新記事タイトルに
ナンとビックリ「ドラえもん」の文字(笑)

そう。持ってこそいないけど「ドラえもん短歌」の
作品を選び、コメントをしている著者でもあったのだ。

スゲー!
好きなymdさんがファンに向けて用意した作品の中で
真っ先にタイトルに惹かれて手に取った作品。
そして3冊買った中で迷わず最初に読んだ作品。
それがこういう風に繋がるから面白い♪

そしてこの作者の他の作品も読んでみたい。
音楽と同じで小説にも「世界観」ってあるし
最初に読んだ作品が気に入るともっと知りたくなるのだ。

出会いのきっかけをありがとう・・・

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って、どんだけ〜!!!(古)

アレもコレもソレも「引き寄せられた」と思うことだらけなのに
先にも挙げた「ドラえもん短歌」だけど今月に文庫化されたばっからしい。
こういうのってやっぱり「運命」を感じるな。
出会うべくして出会ったのだろうって。

そんなわけで短歌なんて今まで別段興味も無かったけど
コレを機に入門編に相応しい本から行っときますかっ!(笑)

ドラえもん短歌 (小学館文庫)
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2011/08/11
市川拓司「吸涙鬼 Lovers of Tears」

「いま、会いにゆきます」の作者の新作です。

と、言っても最近読書から遠ざかり気味だったので
1年前の作品ながら全く知りませんでしたが、、、
ただ、5年振りの作品だったらしい。
そら、チェックも怠るわな(;´д`)

ってなわけであらすじはこんな感じ。

満月の夜、屋上庭園で意識を失ったところを
冬馬に助けられた美紗は、翌日彼のコテージを訪ね、
二十歳で死ぬ病気に罹っていることを冬馬に告白する。
次第に体が弱り病室のベッドに伏せる美紗のもとを訪ねる冬馬。
彼は美紗の病気を治すという
二人触れ合って、ともに生を願うという方法で。
冬馬は悲しみの涙を吸い、生きるために願う。
夜を徹して続く妖しく甘美な治療。
美紗と冬馬の愛は至上の高みに昇りつめる。
実は異能をもつ冬馬は、涙をすって生きる吸涙鬼の一族だった・・・。

第一印象は「っぽいな」だった。
過去に読んだ「弘海」と「ぼくの手はきみのために」がMIXされたような内容。
そして、さえない男女の純愛。

まぁ、ワンパターンっちゃワンパターンだわな。
けど、この人の書く世界観って嫌いじゃない。
忘れてた気持ちを思い出させてくれるしね〜。

ただ、どうしても同じ作者ということで過去の作品と比べちゃうと
イマイチって感は拭えなかった・・・

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2011/08/15
枡野浩一「結婚失格」

先日読んだ「僕は運動おんち」が面白かったので
他の作品も読みたくなった矢先に別件で図書館に行ったら
唯一あったので買ったのを後回しにして読んでみた♪

この作品。
事前に知ってました。
自身の離婚体験に基づいた自伝的小説だと(苦笑)
知らずに読んだらまた違う感じ方だったんだろうな。

そんなわけで一言で言うと「怖い」しかないだろ(苦笑)
いやぁ、いくら激しく惹かれ合ったって・・・
いや、激しく惹かれ合うからこそ惹かれ合うからこそ
激しく憎み合うのも男女なのかもしれないけどさ。

でも、調停の為の調書には虚言ばかり。
だけど反論したくても直接連絡取ることは
「ストーカー防止法」に触れると弁護士からブロック。

・・・何もそこまで(汗)

しかも、旦那(著者)側が浮気とかしたなら仕方ない。
けど、そんなこともなくある日突然。
それでいて「せめて子供にだけは会いたい」と色々するも
その面でもガードが固く自身がどうにかなっちゃいそうで
素人目にも「本当に慰謝料を払うべきなのは・・・」
って思っちゃうほどの徹底振りだしな。

それが「結婚」ってモンですか・・・

ナンだかなぁ。
色々あるからこそ面白いもんだと思うけど
一度は惹かれ合った同士が憎しみ合うってどうも・・・
直後は良くない感情が芽生えても最終的には思うし。
好きになった人には幸せになって欲しいって。

ま、あくまでこれは旦那側の著書。
一方的な言い分。
男女のイザコザはこうやって肩入れしてると
後に真実を知って一気に逆転することも多いんだけどな(苦笑)

そんなわけでリアリティーは確かにあるけど
あくまで「小説」として読んだし、
それならそれなりに楽しめる作品かも。

もう一冊買った分の小説があるしお口直しに近々読もっと(苦笑)

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2011/08/30
小川糸「つるかめ助産院」

を読んだ。

最近またチラホラ本を読んでるんで
ふと「この人の他の作品を読みたい」って思って。
ちょうど1年くらい前に読んだ「食堂かたつむり」が
すんごい良かったからね〜♪

うん。この人の描く世界観やっぱり好き。
「人間愛」って言い方するとちょっとアレだけど
親子・家族・恋人・友達。
更には偶然出会っただけの人に対してまで
たくさんの温もりに包まれた人間関係を描いていて
読んでてとても穏やかな気持ちになるだけでなく
何かに失敗して自信を無くしている時だったり、
心の奥に閉まった消えない深い傷だったり、
そういうものを抱えていてもそっと肩に手を添えてくれたり
優しく背中を押してくれるような本なんだよね。

あらすじはこんな感じ。
南の島に一人でやってきたまりあは、
たまたま知り合った「つるかめ助産院」の
鶴田亀子先生から妊娠を告げられる。
実は、島を訪れたのは一ヶ月前に失踪した夫を探すためだった。
出生の秘密を抱え、帰る場所もなく頼れる人もいない・・・・・・。
不安と孤独にかられていると、先生が手を差し伸べてくれた。
まりあは悩んだ末、お腹の子どもを島で産むことを決意する。
「つるかめ助産院」を世界一快適な助産院にしたいと頑張る先生、
ベトナム人の研修生パクチー嬢、ベテラン助産師エミリー、
腕のいい漁師の長老、「世界一周の旅の途中」だという青年サミー。
個性豊かな島の人々と一緒に働き、笑い、泣き、眠るうちに、
まりあは少しずつ孤独だった過去に向き合い、
自身が母になることを受け止めてゆく―――。
新しい命を育みながら、
自分の生を取り戻すまでの、誕生と再生の物語。
「食堂かたつむり」もそうだけどこの人はパートナーを
失踪させるのが好きだなぁ〜(笑)
そして二作に共通するのが「食」。

そう。日常の些細な光景を切り抜いたような作品で
ドキドキハラハラする作品ではないし、
「感動する!」ってタイプの作品でもないけど、
読み出すと止まらなくなるし、今作に至ってはラストで
思いがけない展開があって思わずウルッとキてしまった・・・。

何はともあれ「ゆっくりと自分を見つめていく」的内容に
今の自分を重ね合わせたり「いま」がタイミングだったのかも。
そう思える作品だった。

つるかめ助産院
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2011/09/11
劇団けったマシーン第6回公演「青い夏、エピローグ」

劇団けったマシーン第6回公演「青い夏、エピローグ」
という舞台を観て来た。

って書くと
「どこの劇団?」
「誰が出るの?」
って感じ?

つーことで、お答えすると中学の後輩が出てるのです。
まぁ、相手は7つも下。
中学はもちろん、小学校ですらカブってませんから。
当時は接点も無く、存在も知らなかったんだけど
全然関係の無いとこで夏に知り合ったら
同じ中学校な上に家も近所で更には同じテニス部。
そんなわけでその場は地元トークで盛り上がっただけだったが
後日たまたま俺が演劇が好きみたいな話をしたら「実は・・・」って。
そんなわけで「後輩が出てるから」ってのもあるけど
小劇場でやってるような舞台も「ならでは」の魅力があるし
純粋に楽しみに行って来たってな感じなのです。

会場は新宿。
けど、駅から15分くらい歩くし、油断したら見落としそうな場所で
中に入ると事前に「キャパ150」と見ていたのに客席に置かれた
簡易的な椅子の数は30程度。
俺が入った時点で他のお客さんは3人のみ。
そもそも「小劇場」ってよりもスナックか何かの跡地みたいな(汗)
しかも、中央にシートが敷かれただけで簡単なセットもないステージ。

いやぁ、舞台って大きな会場であっても緊張感が伝わって来るけど
下世話な心配も含めていつも以上に緊張しながら開演の時を待つ。

ストーリーは6人の高校生と担任の7人で繰り広げられる。
冒頭から「担任の自殺」というヘビーな内容こそあるものの
主は高校生の日常を切り取ったようなストーリー展開。
まるで自分の高校の時を覗いていたり、
実在の高校生の日記をそのまま舞台化したかのような流れは
舞台や映画、ドラマに付き物な「波」こそないものの
タイトルの「青い夏」を感じるようなキラキラしたような光景。

個人的には冒頭と最後こそ全員のシーンがあるものの
基本は2人のシーン。
それだけに転換が多く忙しない印象を受けたけども
終演後に意図的な物だと知って「してやられた」感アリ(苦笑)

ちなみに舞台って性質上、映画等に比べて演技が大袈裟になりがちだけど
そういう抑揚はありつつ自然体だったし、しっかりと「キャラ」が付いてたりで
純粋に演技を楽しみながらも各人の「+α」も楽しめたかな。
自分の当時と照らし合わせて懐かしさで「フッ」と笑いたくなったり、
それぞれの演技に声を出して笑うシーンもあったな。

と、2人舞台のシーン(回想シーン)は「ありふれた日常」を描いていて
あくまで単調なんだけど冒頭の担任の自殺を知るシーンに戻り、
最後は不意を突かれたような終わり方だったな。

実際に自殺する気で駅に向かった担任だったけど
電車が入って来た時に誰かに背中を押されてホームに落ちたという・・・
そして、6人の生徒が背中を押す仕草をしたとこで終わるんだけども
色々考えさせられる終わり方だねぇ(苦笑)
けど、その考えも解釈も十人十色そうだな。

俺が思ったのは自殺って必ずしも「自」殺と言えないんじゃないかってこと。
追い込む要因があってそれらに押されてホームに落ちたんじゃないかって。

ま、正解なんてないんだろうけど。
強いて言えばそれぞれの思ったこと全てが正解なんだろうけど。
それも舞台の面白味なんだろうしね。

それにしても「ありふれた日常」だけに自然体が求められるんだろうけど
セットだけでなくBGMや照明も最小限で
役者のみで繰り広げられると言ってもいいような演出だけに
逆に演じるのが難しそうな気がしてコッチまで終始緊張(苦笑)

でも、きっかけにこそなったけど「後輩が出てるから」っていうレンズは
一切通さずに観たけどそれでも純粋に楽しめたかな♪
個人的に舞台は有名役者が出てると固定観念が邪魔したりもするし
こういう方が好きだったりするし、また行ってみたいね〜。

そ、そ。
この作品。
フライヤーも好きだったりする♪
劇団けったマシーン第6回公演「青い夏、エピローグ」
「夜のピクニック」とかも思い出すような「青い」感じが出てるよね。
ジャケ買いじゃないけどポスター・フライヤーで気になることあるし
この規模の舞台のこれらも含めた「裏側」ってちと興味ある。
またゆっくり話す機会があれば聞き出してみっか!(笑)
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2011/09/23
風が強く吹いている

という映画を観た。

箱根駅伝をモチーフにした映画ってことで
なんとなーく記憶にあったような気もするけど
(舞台化もされててフライヤー見て興味あった)
mixiで「モチベーションを上げる方法」みたいなトピで紹介されてて
内容が内容だし、結構気軽な感じで手に取ったんだよね。
最も多くの意見が集まった村上春樹の著書は以前に
俺も読んだけど俺にはイマイチだったので。。。

ストーリーは体たらくとも言える大学生が
ある日から箱根駅伝を目指すっていうもので
昔なら「スクールウォーズ」、最近なら「ROOKIES」にも
通ずるようなコテコテな青春物ってとこ?

けど、フィクションだし、確かに「クサイ」部分もあるけど
箱根駅伝のシーンが映画と言うよりまるでドキュメントで
途中からは完全に入り込んじった・・・(苦笑)
そして何度も涙・・・(苦笑)

いやぁ、予想ではもっと「過程」が主で
箱根駅伝のシーンはもっとサラッとしてて
単純にハッピーエンドなイカニモな感じだと思ったてら
箱根駅伝が好きな人だったり、実際に走ってる人ならではの
「重み」「深み」みたいなのがあって感動シーンも盛りだくさんだけど
弱さや孤独さとか、心の奥底を突かれた感じ(苦笑)
ホント「何気ない一言」の重要性を感じるよなぁ。

・・・。

レンタルじゃなくて原盤が欲しい(笑)
コレは確かにモチベーションが上がる!

走ることがイマイチ好きになれないし、
面倒臭くなったり、バカらしくなったり、
続けていくことが本当に辛いけど
素直に「走りたい」って気持ちになれる作品♪

でも、コレ。
舞台ではどんな感じだったんだろ?
映画が想像を遥かに超えるスケールだっただけに気になる・・・(苦笑)
あ。でも、舞台版は実際に箱根駅伝出場経験のある俳優も出てたりする。

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2011/09/24
タナカヒロシのすべて

を観た。

6年越しなのかぁ・・・

この作品。
挿入歌にGOMESが起用されてるってことで
当時は映画館に観に行こうとすらしてたんだけど
行けず終いで仕方なくレンタルで我慢しようとしてたものの
当時利用してたショップでは行く度にレンタル中だった上に
借りれる前にショップから姿を消したという。。。

そんなわけでやっとこさレンタル♪

そんなこんなのこの作品。
知る人ぞ知る鳥肌実が主演ってことであまり詳しくない俺ですら
普通ではないと思っていたけど(笑)正にその通り。

淡々と主人公タナカヒロシの日常を描いたもので
こういう一見モノクロームな中にもところどころに
カラーを散りばめたような作品は嫌いじゃないけど
俺にはちと難易度の高い作品だったかも(汗)

「目的」だったGOMESの曲も使われ方も
すぐには気付かなくて分かってから巻き戻した有様(苦笑)

でも、評価は高いんだよね。
この映画。

ん〜。映画の世界は奥が深い・・・

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2011/09/29
小川糸「蝶々喃々」

を読んだ。

「食堂かたつむり」と「つるかめ助産院」がとても良かったので
更に他の作品にも手を出してみたんだけれど今作は舞台が
アンティーク着物屋ってことで和装・和物雑貨好きとしては
風景が浮かんで来た上に何ともタイムリーな・・・(謎)

ちなみに今作。
一言で言ってしまえば「不倫」の話です(苦笑)

だけど、メインの部分こそ他の二作とは傾向が違うけど
相変わらず「食」がテーマになっていて暖かな運び。

そして、「不倫」と言ってしまえばそれまでだけど
この人の独特な世界に見合った純愛で
今作も十分ほっこりとさせられた。

ただなぁ。
アンティーク着物屋を営み、普段から着物を着る
和を重んじる主人公だけに一歩下がったとこから想う姿勢が
何とも切なかったし、個人的に感情移入しちゃう点があって
これまで以上に想うことが多かった作品。

でも、やっぱりこの人の描く世界が好きだなぁ。
小説はもう1作出てるからそれも読んでみよう。

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2011/10/01
「DOG×POLICE 純白の絆」初日舞台挨拶付

「DOG×POLICE 純白の絆」初日舞台挨拶付
観てきたゾー!
ってことで以下ネタバレ。

舞台挨拶アリのチケットってことで座席指定だったのだが
「E列」とあたから5列目だと思ってたらあれよあれよと2列目に。
しかも1列目は客を入れてなかったからまさかの実質最前列。
しかもしかもど真ん中(汗)
シクラの登場を期待して応募したのにホント申し訳ない(汗)(汗)
ちなみに隣は偶然にも昨日シクラのオススメCDを聞かれた
市原隼人ファンの人だったから驚き!

舞台挨拶は
市原隼人・戸田恵梨香・時任三郎・村上淳・カンニング竹山・阿部進之介
そして監督の七高剛。
更には警備犬のシロの8人(!?)。

厳粛な雰囲気で今までに味わったことない空気だったけど
それぞれ個性溢れる挨拶で笑いを誘ったりもしてた。
そんな中で戸田恵梨香が何度もツボに入って1人でゲラゲラと
笑ってる姿が可愛らしかった・・・(笑)

ちなみに俺が観た回は上映前の舞台挨拶でした。
(1回目は上映後でマスコミあり)
その時は単純に「見れてラッキー♪」としか思わなかったけど
上映後だったら大興奮だったんだろうなぁ・・・

と、思わせるほどの映画は市原隼人が警備犬を訓練する
部署に配属されるところから始まるのだが・・・
開始10分しないくらい?後にバディとなるシロの誕生シーンで
思わず涙してもうた(汗)
泣かせるシーン早すぎるよぉ〜(;´д`)

その後も感動シーンはもちろんなんだけど、
ほぼCGを使わずに爆破シーンなんかも実際に行ったという
迫力あるシーンも満載なのでそういう時に
ここぞとばかり鼻をすすったさ(笑)

いやぁ、市原隼人の男気やシロの忠誠心に涙しまくったわぁ。
正直、「僕の宝物」が主題歌に起用されていなかったら
観ようという気は起きてなかったと思うけど
シクラメン抜きにしてすごく良かった!

そして、終盤に差し掛かってつくづく思った。
「僕の宝物」がマッチしてると。
映画やドラマにおける主題歌の存在って重要だと思うけど
このような作品に使ってもらえて光栄だわぁ(涙)

そ、そ。
パンフ等のグッズの中に「僕の宝物」も売ってた♪
これまた有難いねぇ(涙)

僕の宝物
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2011/10/13
試写会&舞台挨拶

ふむふむ。
そういうことだったのか・・・

映画はそんなに見にいく方じゃないし、
観たい映画があっても事前に調べるのは上映される映画館や
せいぜい前売券に特典付くかってことくらい。

舞台挨拶も先日の「DOG×POLICE」の一件で
前売り制ってことを初めて知ったしね。
それまでは先着順だとばかり思ってた・・・
(ま、そういう映画もあるんだろうけど)

で、もうじき公開される映画で観たいのがもう1つあるんだけど
たまたま試写会の招待券の懸賞を見掛けたから応募♪
そして、一応調べたら試写会なんて何回も行うケースもあんのね。
まぁ、俺は当選したところで交通費の方が高くつくけど(苦笑)

そんでもって舞台挨拶も調べたら抽選アリも含めて
前売り制のものも多いんだね〜。

「観たい!」と思った映画だもの。
舞台挨拶見れたら嬉しいじゃんね。
今後は観たい映画あったら要チェックだな。

ちなみに。

「DOG×POLICE」がそうだったように2回ある場合も多くて
1回目の上映後と2回目の上映前ってパターンがほとんどなのね。
まぁ、その方が効率的だけどさ。

でも、俺が「上映後に舞台挨拶見たかった!」と思ったように
希望は1回目の方が多いんだろうなぁ。
映画自体も「一刻も早く観たい!」ってのも含めて。

当選を狙うなら上映後でもしゃーないか・・・

つーことで、ある映画の舞台挨拶にエントリー♪
思いがけず試写会の懸賞を見掛けなきゃ調べもしなかったさ。

グッジョブ、オレ。
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2011/10/22
食堂かたつむり(映画編)

遂に映画版を観た♪

元々はたまたま手にした原作本が気に入ったこの作品。
ちょうどその頃に映画化されるのを知って興味を持ったものの
原作が気に入った作品の映画ってなかなかねぇ・・・

ってことで観ずにここまで来たけども先日のymdさんライブで
この映画のお菓子を「dans la nature」のなっちゃんが担当してて  
ymdさん自身も最近観たってことだったのでね。
いやぁ、ちょうどこの作者の他の作品を読み漁ってた時だっただけにビックリ!

で、まず思ったのがコメディータッチと言うか、メルヘンチックと言うか・・・
まぁ、正直、想像してたものとは違って「あぁ、やっぱり」みたいな。
調理シーンや料理の数々、レストランの雰囲気は良かったけど
作風がどうも馴染めなかったかな。
俺が作者の好きな世界観は表現されてなかったし。

でも、田舎のレンタル屋にも複数枚置いてあったし
何枚かレンタル中だったとこを見ると評判いいのかな?
だとしたら俺としては原作もオススメしたいところ。

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そ、そ。
ymdさんと一緒に出版を記念したツアー中だけど
なっちゃんの本がAmazonでも扱ってた♪
ただのレシピ本じゃないとこが読み応えあるのかな?

そう。今まで「巣巣」ライブではマフィン付きだったし
他のクッキー類も販売してて色々なお菓子を食べたけど
来月のライブではかりんとうってのがどんなものになるか楽しみ!

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2011/10/23
「ステキな金縛り」試写会&「DOCOMO Making Sense」公開放送

「ステキな金縛り」試写会&「DOCOMO Making Sense」公開放送
に行って来た♪
以下、ネタバレ。

前売りを買おうとした際にたまたま見つけたこの試写会情報。
そんで申し込んだもののその後で「もしかしたら・・・」と調べたら
やっぱりあった初日舞台挨拶の抽選♪

つーことで、そっちも申し込んだからコッチは「もういいや♪」と
気にも留めてなかったら見事当選。
そんでもってその時点では知らなかったけど
三谷幸喜と清水ミチコのJ−WAVEの番組の公開放送付き!

しかも、一瞬「やべ。間に合わねぇんじゃね?」と思ったけど
ギリギリ間に合うっつーラッキーの連続♪

そんなこんなの映画だけど三谷作品は「王様のレストラン」が
「今まで観たドラマの中で一番好き」と言っちゃうほど好きなのに
意外にも映画は観たことなかったので直前に二作借りて来て
「THE 有頂天ホテル」は既に観てたので映画の雰囲気は分かってたけど
いい意味で「THE 有頂天ホテル」より分かり易くて好き♪

そして、「これでもかっ!」ってほど笑わせてくる・・・(笑)
ってか、あれら全て台本や監督の指示通りなんだろか。
「アドリブじゃね?」って思うようなシーンも多数。
撮影現場もさぞかし楽しかったことだろう・・・(笑)

と、「有頂天ホテル」を観た時にひたすら笑えて
最後はホットな気持ちになれたってのが印象だったけど
今作もそんな感じ。
笑いどころは「有頂天ホテル」以上に満載だけど・・・(笑)
それでいて最後は「そう来るか〜」ってな泣きどころも。

うん。
俺はやっぱり笑ったり、泣いたりの喜怒哀楽を
分かりやすく刺激してくる作品が好き。
「KANが出るから」ってだけで興味を持ったけど
それ以上に収穫のあった作品。

そんなKANだけど、ちょい役だろうと思ってたけど意外や意外。
かなり重要な役柄だし、出演シーンも満載!
気弱そうな役がピッタリとハマってて面白かった・・・(笑)

そうそう。出演者がいずれも主演クラスのメンツなのに
佐藤浩一や深田恭子が脇役レベルっつー無駄に豪華・・・(笑)

上映後はそのまま「DOCOMO Making Sense」の公開放送。
三谷幸喜&清水ミチコ登場!

いやぁ、映画と同じくらいの時間聞いていたいほど
短い時間ながら楽しませてくれた♪

でも、二回分収録してラストが「えぇ。離婚しましたよ」て・・・(笑)
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2011/10/24
THE 有頂天ホテル

を観た♪

つっても金曜の話ですが・・・(苦笑)
まぁ、今更ながらのアレコレを。

前後しちゃうけど「ステキな金縛り」を観るにあたって
これまで三谷作品は「王様のレストラン」しか観たことないことに気付き
映画も観てみよう♪ってことでね。

そんなこんなの初めての三谷映画にコレをチョイス。

ん〜。一言で言うとドタバタコメディーって感じ?
正直、ドタバタ過ぎて「主」がどこにあるのか分からず
要所要所に三谷幸喜らしい遊び心が満載で笑いどころこそあるけど
ストーリーとしては「?」ってな感じはあったかな。
最後も「クサイ」感じだったし。

ただ、この人の作品は小難しいことを考えてはダメだとも思った。
ただひたすら笑っとけ♪みたいな。
そして、そんな最後に「ラストシーン」と言うよりは
「エンディング」とういう表現が合ってそうな若干強引だけど
ホットになれるゆるさ加減がいいのかもね。

しかーし。

この作品。
何度か観るとその都度印象が変わって来そうな気もした。
「ステキな金縛り」同様に豪華過ぎるくらい豪華な出演者の
それぞれの人生がより見えてきそう。
そこに色々感じそう。

うん。また何ヶ月なり、何年なり経ったのちに
再び観てみるとしよう。
今回とは違った感想が生まれそうだ。

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2011/10/26
ザ・マジックアワー

を観た♪

「THE有頂天ホテル」と共に借りてきたんだけども
観る順番的には正解だったような気もする。

この作品を一言で言うと
「スケールの大きな茶番」
ってとこ?

馬鹿馬鹿しさの真骨頂(笑)
「無理があるだろ〜」ってなシーンだらけだけど
上手く行き過ぎなくらい上手くコトが運んでいく中で
笑える要素が散りばめられてる様は見ていて
いい具合に「ぐんにゃり」する(笑)

エキストラ並のちょい役で香取慎吾。
しかも、「THE有頂天ホテル」と同じ役柄での登場とか
「映画」とか「作品」ってよりも監督の趣味だよね(爆)
やりたい放題もいいとこ(笑)

ちなみにコレを書こうとして気付いた。
「ステキな金縛り」も「THE有頂天ホテル」も
ストーリーについては全然触れてないや。

でも、三谷幸喜の作品はストーリーだの演出だの
小難しいこと考えずに思いのままに楽しむものかと。
本来「楽しむ」ってそういうことだしね。

よし。
この調子で残りの作品も観てみるか♪

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2011/10/29
「ステキな金縛り」初日舞台挨拶

「ステキな金縛り」初日舞台挨拶
に行ってきた♪

試写会が当たったから既にエントリーしてたのを
キャンセルつもりが気付いた時には既に遅し。
当選発表が届いてたっつー・・・(苦笑)

そんなわけで以下ネタバレ(?)。

当初はコレが本命でしたから。
1回目ではなく2回目の上映分をチョイス。
竹内結子のみ1回目だけの参加だったけどね。

でも、結果的に今回に限ってはコレで正解。
既に観てるだけに舞台挨拶での裏話や見どころを聞いた上で
見ることが出来て試写会とはまた違った見方が出来たかな。

ちなみに舞台挨拶の登場は以下の面々。
三谷幸喜/深津絵里/西田敏行/阿部寛/中井貴一/KAN/木下隆行

第一印象は深津絵里にパッと目が行ったんだけども
「白っ!」「細っ!」ってこと(笑)
いやぁ、ホントにあの人は歳を重ねる度に可愛くなると思う。
昔はボーイッシュの代名詞ってな感じだったのにね。

そしてお目当てのKAN。
寄りによって阿部寛の隣だったんで七五しゃんにでも来たのか思った(笑)
自分のライブと違って「よそ行き」の対応だったしね(笑)

ちなみにKANがオススメする見どころは
その為に前日に美容院でカットし、岩盤浴に行って、
新品のパンツで挑んだ深津絵里との2人のシーンらしい(笑)

映画に関しては観たばっかだしね。
でも、本当に細かな箇所にまで凝ってるんだわさ。
他の三谷作品の記事の中でも書いたけど
今作にも「THE有頂天ホテル」や「ザ・マジックアワー」の中から
同じ登場人物をちょい役で出してるから他の作品を見てる人だけに分かる
笑いポイントなんかもあったりするしね。

ちなみに試写会の時に俺もしたいのを堪えたほどだったけど
映画を観に行ってあんな光景初めてじゃないかな。
エンドロールの前とエンドロールが終わった後の2回。
拍手が沸き起こった。
それが物語ってるよね。

そんなエンドロール。
試写会の際に途中でエンドロールにも小ネタが満載だと知ったけど
舞台挨拶でもほとんどの出演者が見どころに挙げてた。
ま、三谷幸喜は「それじゃ本編はダメってこと!?」と拗ねてましたが(笑)

でも、それくらい細部にまでこだわってんだよね。

いやぁ、ホントにKANが出てなきゃ恐らく観ることなかったけど
ひょんなことから面白い映画に出会えた♪

最後にKANの演技ですが。
アレが役に合ってていい味を出してるかと。
また、本人のキャラとも合ってるしね(笑)

ま、その辺はKANファンだけが分かる特権ってことで(´▽`*)
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2011/11/01
ラジオの時間

を観た。

三谷幸喜が監督としては初めての映画作品。
けど、大きな括りで言えば基本はどの作品も一緒(笑)
やっぱり「ドタバタコメディー」なんだよね。

今更ながら「王様のレストラン」もそうだね。
2時間で一作品の映画とは若干異なるから
別物として考えちゃってたけど。

まぁ、そんなドタバタの中から起こる
有り得なさやくだらなさがこの作品も
「クスッ」と笑えるんだけども
さすがに立て続けに観ると食傷気味かも(苦笑)

強いて他の作品との違いやこの作品の魅力を言うならば
藤村俊二とモロ師岡の起用かな。
この2人の独特な空気感は昔から嫌いじゃない(笑)

でも、これでひとまず三谷ウィークも閉幕(笑)
でも、でも、久々に「王様のレストラン」が観たくなってきたぞ〜。

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2011/11/02
解夏

を見た。

さだまさし原作ってことで作品の存在は知ってたけど
上映当時は特に惹かれた記憶はあまりないけど
長崎に行った際に観光した箇所に撮影場所があって
それから気になってたんだよね。
「どんな風に使われてるのか」って。

そんなわけで4年の月日を経てようやくレンタル!

ストーリー的には「ベーチェット病」という視力を失う
病気に侵され、故郷の長崎に帰り、不安と恐怖の中で
好きなその風景を自分の足で巡り、眺めて、記憶していく・・・
というもの。

当たり前だったことが当たり前ではなくなる。
教師という職業柄、子供たちと離れること、
また、事実を知り、心配して手紙をくれた子供から
いじめの存在を聞くも、駆けつけることも出来ない自分への
不甲斐無さを感じるようなシーン等、
ストーリーも十分見応えあるものだったけども
長崎に訪れて以来、長崎の街並に魅了されて
「千葉の次に好きな街」と言っても過言ではない身としては
この映画に映し出される風景の方により目が行ったかも。

古き良き街並。
坂に囲まれた街並。

個人的にはそれだけで楽しめた作品。
しかも、エンディングのさだまさしの曲が・・・

ここ何年かymdさんが強くさだまさしを推奨してるけど(笑)
主題歌が曲が作品とマッチした上にあの声が涙を誘う
映画はエンドロールまでが1つの作品ってことを感じる仕上がり。

また長崎に行きたいなぁ。

そう思わずにはいられない。
それくらい風景描写が素敵な作品だった♪

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2011/11/12
トツゲキ倶楽部第八回公演「僕の部屋は戦場になった。」

トツゲキ倶楽部第八回公演「僕の部屋は戦場になった。」
9月に続いて後輩の舞台を観に行って来た♪

ちなみにこんなタイトルだけども
ドンパチものではありません(笑)
内容はオフィシャルから引用するとこんな感じ。
“この戦場において
人間には知力以外の武器はなく
自分の心に勝る力はない”
ホセ・リサール(フィリピン独立運動の闘士)

…って言われても
どうすりゃいいんだよ!?
なんでか知らんが
建物の外はゾンビな状況らしい。
映画では見たことあるけど、
ホンモノ来たら
どうすりゃいいのよ、マジで。
みんなで悩んで、
考えて、
相談して、
とにかく前へ。
ゾンビになんてなりたくない!
心優しき日本人ならではの
《みんなで相談しよう》型
サバイバル・コメディ!
前半は「自殺」、「不況」、「ネット」、「政府」等、
世相を反映してるのは分かるんだけど
焦点があちこちに飛んで主がどこにあるのか
詰め込み過ぎな感があったけども
そんなテーマを掲げながらもドタバタコメディの要素もありで
数多い出演者もそれぞれアクの強いキャラが立ってて
気付けばのめり込んでる自分がいたり。

そもそも「ゾンビ」て…(笑)
そして、そんなドタバタの極めつけ。
前半はイヤ〜な役柄の役者さんがまさかのセリフ忘れ!(笑)

無言ではないのに妙に溜めてたり、
相手の名前だけを呼んでたりでおかしいとは思ったけど
徐々に異変を感じてクスクスと笑い声が聞こえて来たら
「私は次は何したらいいんでしょ?」て(爆)
自然な形で他の役者が導いて再開したし
それを狙った台本通りの演出かにも思えるけど
さすがにアレは「トラブル」だろうな(笑)

でも、こういう時にいつも思う。
内心ではヒヤヒヤしてるかもしれないけど
何事もなかったかのようにだったり、
アドリブでそれを笑いに換える辺りはさすが。
そんなトラブルと「プロ」の仕事が見れるのは
映画やドラマにはない舞台ならではの魅力だよなぁ。

話は戻って内容だけども、
ゾンビ情報についてマスコミがまくし立ててるのではないか、
政府は「心配ありません」としか言わない。
って点に震災や原発を思わずにはいられなかった。

この作品は構想自体は10年位前からあったらしいが
「今」上演することに意味があったと思うし
この時期になるべくしてなったんだなと。

原発に限らず悲観や絶望は生きていく上で付いて回るもの。
誰でも一度くらいは「死にたい」と思ったことあるだろう。
でも、この作品を観てこんな言葉が浮かんだ。

「それでも生きていく」

先が見えなくても、先は真っ暗でも
生きていくしかないし、生きてりゃいつかは良いことあるってな。
そして、そんな未来は切り開いていける、切り開くしかないってな。

と、結構シリアスだったり、現実問題を描きつつも
コメディタッチに仕上げてる辺りが
舞台における魅力が凝縮されてて後輩の出演関係なく
この劇団の次回作が気になるほどだった♪

ちなみに今回も小さな劇場につき舞台は目の前。
それだけに細かな部分も見えるけども
他の人のセリフのシーン。
自分は隅っこや後ろにいるだけ。
誰も見てないかもしれない。
そんな時でも常に表情や仕草で演じてるんだよね。
そういうのが見れるのも小劇場の魅力♪

さてさて。
そんなこんなの後輩くんですが、
これまでフリーで活動してきたのが劇団に所属が決まったようだ。
その名も「Theatre劇団子」。  
どっかのユニットに似た名前の人がいますが…(笑)

ココを御覧の演劇好きな貴方や貴女。
以後、お見知り置きをm(__)m
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2012/04/01
アシカツ第6回公演「農業少女」

アシカツ第6回公演「農業少女」
という舞台を観て来た♪

4勤後だか予想はしていたけども
シフトが出るまで行動出来ずにいたらビンゴ。
観たいと思ってた舞台なので喜んだのも束の間。
油断ぶっこいてチケットを予約せずにいたら
ギリギリでSOLD OUTの文字。。。

でも、当日の朝にダメ元で問い合わせたら
立ち見や見切り席でも良かったら用意するってことで
時間ギリギリでGo!

ちなみにこの舞台。
何故観たかったというと後輩くんの舞台を観に行った際に
出演してた役者が気になってね。

ちょっぴり系統は違うけど勇名どころで言えば西村雅彦とか?
ああいうちょっとヘン(笑)な人って好き♪
それが舞台になると尚更なんだよね。

そんなこんなのこの舞台。
個人的には「ん〜」って感は否めなかったかな(汗)
展開が早過ぎて着いていけないっつーか。

ただ、こういう規模だからこそのいい意味での手作り感は好き。
単純に「へぇ〜こんなサービスあるんだ?」と思った
来場者へのドリンクサービスも話の内容に繋がってて
秀逸な演出だな〜なんて思ったりもしたし。

それと小さな劇団や小劇場ならではの魅力もあるしね。
もちろん、どんな役者でも命懸けでやってるだろうけど
敢えてこういう表現するとああいう青臭さって好き。
必死さが触発されるしね♪

最近は演劇は遠退き気味ではあったけど
久々に自ら「観たい」と思った作品だったし
観に行けて良かった〜。
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2012/04/23
ホタルノヒカリ

面白そうかも・・・

ドラマって何気なく再放送を見たら
ついついハマっちゃうケースあるじゃんね。
学生の夏休みとかによくあるパターンだけど。

今日は休み。
相変わらず体調が万全ではないので家でゴロゴロ。
そんな時にたまたま「ホタルノヒカリ」が始まったので
なんとなくそのまま見てたら思わず見入っちゃった(´▽`*)
しかもハマりそうな気配(汗)

あ。「干物女」で話題になった綾瀬はるか主演のアレです。
なんでも、映画化されるみたいでそれに伴っての再放送っぽい。

けど、当時はさほど興味なかったし、
特別に綾瀬はるかのファンってこともないんだけどね。
でも、ハマりそうな「匂い」があったんだよね。
縁側でビール飲んでる光景とか(笑)

そもそも見るに至った流れ。
干物女同然の過ごし方からだし(汗)

ま、何はともあれ全話見れるわけじゃないし、
1話から見たいから改めてDVDでもレンタルしようかと思ったら
今日が1話目だったことを後になって知る・・・

それもどうかと思うが、1話目から見れたこと。
ズルズル行っちゃうパターンだな(笑)

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2012/04/25
毎日かあさん

を見た。

何の番組の流れだったっけか。
リビングでたまたまテレ東が付いてたんだけども
「毎日かあさん」がやるってことでつい観ちまった♪

この映画。
実は原作も作者も全く知らなかったんですが
小泉今日子・永瀬正敏っつー大胆コンビの共演ってのと
身近に高評価してる人がいたことで気になってたんだよね〜。

感想。
このコンビでの共演に納得。
小泉今日子のアンニュイな感じと
永瀬正敏のやんちゃな感じが実にハマってた♪
ついでに言うと子役もいい味出してた!

それだけにストーリー云々は置いといても
この家族のやりとりが小気味いいし
その部分だけでも楽しめる作品だった。

いやぁ、キョンキョンいいなぁ。
最近は女優業も歌手業もスローペースな気がするけど
実はどっちの姿も結構好きだったりする♪

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2012/05/07
ステキな隠し撮り

「ステキな金縛り」じゃないよ〜。

映画の公開直前の放送だったと思うから
実に半年が経過してるんだな(汗)

つーことで、録画したまま観てなかった
「ステキな隠し撮り」を観た。

率直な感想を一言で。
「何ですぐに観なかったんだ!?」
ってとこ?

それくらい爆笑した♪

とにかくアホ。
とことんアホ。
どこまでもアホ。

そんな内容(笑)
「ステキな金縛り」以上な気さえするし(苦笑)

ってなわけで爆笑しまくりですっかり忘れてた。
そもそも「ステキな金縛り」に興味を持ったきっかけを。

まぁ、三谷幸喜の作品自体面白いよ。
だけども俺はKAN始まりなんだよね。
でも、映画もKAN抜きに面白かったし、
併せて観た過去作品も面白かったから
すっかり忘れてたよ。
KANの存在を。

それだけに散々爆笑した後にKANが
「っぽい」感じでありつつも
あまりにこの作品の中では自然な感じに
またしても爆笑!

ん〜。映画の興奮が冷めた頃に観たのは
逆に良かったのかな?
再び「やっぱ面白い!」と思えたし♪

ってなわけで既に始まってるかもだけど
映画もレンタルして再び観たい!

あまりの馬鹿げっぷりがいいよね(笑)

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2012/05/16
容疑者Xの献身

容疑者Xの献身
1年2ヵ月振りか。
キャラメルボックスの春公演に行って来た♪

もう何年だろ?
定期公演は欠かさず行ってたのに休職中の自粛に始まり、
平日休みの日もなんとなくざかっちゃってたからね。

そんな久々の公演は3年前にも行った公演の再演。
だから迷ったんだけどね。
でも、当日限定のハーフプライスチケットの存在を知ったし
前から聞いてた平日の公演がどれだけがら空きか見たかったしね(笑)

で、感想はと言うと・・・
やっぱりコレに尽きる。

「言葉が出ない」

原作なり、映画なりを見たことある人なら分かるだろうけど
報われないよなぁ。
そんでもって胸がえぐられる。
本当に何て表現していいのか分からない。

そんなわけでやっぱり気付けば涙・・・
なんつーか、ホッとするね。
「これぞキャラメル」的なね。

ここんとこ再演が多い印象を受けるし
「そこまで強く見たいって思いも・・・」
みたいなところあったけども行ったら行ったで楽しめるし
せっかくの制度だし、そういうのを上手いこと使って
平日休みを上手に使っていきたいもんだ。
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恋するロビンソン

恋するロビンソン
そしてハシゴ・・・(笑)

こちらも半年振り。
後輩君の舞台を見に行って来た♪

劇団に所属してからは初っすわ。
散々、絶賛を聞かされて来たし、
「劇団」ともなれば作風・色があるし
自分自身も見たかったから
「ようやく」ってところですかね。

そんな舞台の感想ですが・・・

まずは色んな要素を詰め込み過ぎてる気がしたかな。
最初は「夜のピクニック」を彷彿とさせるシーンだったのが
時代物になったり、アングラになったり・・・ってね(苦笑)

そんでもって生の舞台において「ネタ」を織り交ぜていくのは
飽きさせない一つの手法だと思うし、その中に多少の下ネタが入っても
それはそれでアリだとは思うんだけどね。

でも、あまりに織り混ぜ過ぎたり、少々生々しかったりすると
せっかくの作品も純粋な目で見れないわな・・・
しかも、純粋に笑わそうとしてるシーンでも
「そこで使うか!?」ってとこだったり、中途半端なネタは
興醒めしちゃうわな・・・

ってことで、ストーリー云々、演技云々ではなく、
演出の面であまり入り込めなかったかな。
正直、好みな感じではなかったので。

あらすじを読む限りでは楽しみにしていただけに
少々残念ではあるけど。

ただ、これが全てではないだろうしね。
なのでこれ一作で決め込まずに
もうちょい暖かい目で見届けますかね。
後輩君のよしみで。
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2012/09/08
ナナとカオル 第2章

作成ちう
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