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ドラマエキストラ | 【演劇・映画・ドラマ・本】 | 市川拓司「吸涙鬼 Lovers of Tears」

2011/07/28
「枡野浩一「僕は運動おんち」」
ymdさんから引き継いだ小説を早速読んでみた♪

内容はAmazonから引用するとこんな感じ。
運動も勉強もできず、落ち込みがちな高校生の勝。
運動音痴から「うんちゃん」とあだ名され、
同じ高校に美しい妹が入学してからは変に目立って、
ますます死にたい毎日。
そんな中、詩を書く柔道部の男子と親しくなり、
彼の幼なじみである、髪の長い女子柔道部エースに恋してしまう。
なぜか運動部にも入部するハメになり、
学校生活は予想外の方向へ―。
笑えて元気が出る青春小説。
いきなり「遺書」として書き留めているノートの内容から始まるし
とにかく「死にたい」「自殺」等々の言葉が連発で一見ダーク(苦笑)
でも、久々に読み出したら止まらなくなって
1日で読み終えた作品になったよ。

将来に絶望するでもない。
自分を悲観するでもない。

だけど「死」を意識する時期ってない?
もしかすると未知なるモノへの憧れにも近いのかもだけど。
そんなデリケートな年頃の日々を切り取ったストーリー。

つい誰かと比べてしまう。
他人より劣ってる部分に落胆する。
だけど、ひょんなことで「自分はダメだ」「もう終わりだ」
そんなことを思ってた自分がちっぽけに思えるほど
何かに夢中になり、そういう中に「自分」を見つける。

懐かしくもあり、甘酸っぱくもあり、歯がゆくもあり、
そんな誰しも経験して来たような姿がクスっと笑えたり
身を乗り出して応援したくなるような気持ちになる。

更に。

所々に自分とリンクするキーワードがやたらと出てきて
そんな部分に気付けば自分と重ねたり。

房総半島南部
日航機墜落etc・・・

そんな中で極めつけはコレ。

著者の他の作品が気になったので検索したら
ブログが出てきたので開いたら最新記事タイトルに
ナンとビックリ「ドラえもん」の文字(笑)

そう。持ってこそいないけど「ドラえもん短歌」の
作品を選び、コメントをしている著者でもあったのだ。

スゲー!
好きなymdさんがファンに向けて用意した作品の中で
真っ先にタイトルに惹かれて手に取った作品。
そして3冊買った中で迷わず最初に読んだ作品。
それがこういう風に繋がるから面白い♪

そしてこの作者の他の作品も読んでみたい。
音楽と同じで小説にも「世界観」ってあるし
最初に読んだ作品が気に入るともっと知りたくなるのだ。

出会いのきっかけをありがとう・・・

僕は運動おんち (集英社文庫)
枡野 浩一
集英社
売り上げランキング: 65452


って、どんだけ〜!!!(古)

アレもコレもソレも「引き寄せられた」と思うことだらけなのに
先にも挙げた「ドラえもん短歌」だけど今月に文庫化されたばっからしい。
こういうのってやっぱり「運命」を感じるな。
出会うべくして出会ったのだろうって。

そんなわけで短歌なんて今まで別段興味も無かったけど
コレを機に入門編に相応しい本から行っときますかっ!(笑)

ドラえもん短歌 (小学館文庫)
枡野 浩一
小学館 (2011-07-06)
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