2011/08/30
「小川糸「つるかめ助産院」」 |
|
を読んだ。 最近またチラホラ本を読んでるんで ふと「この人の他の作品を読みたい」って思って。 ちょうど1年くらい前に読んだ「食堂かたつむり」が すんごい良かったからね〜♪ うん。この人の描く世界観やっぱり好き。 「人間愛」って言い方するとちょっとアレだけど 親子・家族・恋人・友達。 更には偶然出会っただけの人に対してまで たくさんの温もりに包まれた人間関係を描いていて 読んでてとても穏やかな気持ちになるだけでなく 何かに失敗して自信を無くしている時だったり、 心の奥に閉まった消えない深い傷だったり、 そういうものを抱えていてもそっと肩に手を添えてくれたり 優しく背中を押してくれるような本なんだよね。 あらすじはこんな感じ。 南の島に一人でやってきたまりあは、「食堂かたつむり」もそうだけどこの人はパートナーを 失踪させるのが好きだなぁ〜(笑) そして二作に共通するのが「食」。 そう。日常の些細な光景を切り抜いたような作品で ドキドキハラハラする作品ではないし、 「感動する!」ってタイプの作品でもないけど、 読み出すと止まらなくなるし、今作に至ってはラストで 思いがけない展開があって思わずウルッとキてしまった・・・。 何はともあれ「ゆっくりと自分を見つめていく」的内容に 今の自分を重ね合わせたり「いま」がタイミングだったのかも。 そう思える作品だった。 |
|
Trackback  【修正】
|
:: trackback :: |
:: comment :: | |
思いっきり「小糸川」って読んで、近所に新しく建てられた助産院のことかと思ったヽ(*´∀`)ノ by 房総人 at 2011/08/31 9:20:44 |
|
だべ? 俺も以前同じこと書いてるよ(笑) » link here « そしてマサムネも絡んでるっつー。 君津人でパッと見で読み間違えない人いたら 冷静な判断の持ち主と見て良いだろうな。 by ドラ at 2011/08/31 15:01:12 |