2011/09/29
「小川糸「蝶々喃々」」 |
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を読んだ。 「食堂かたつむり」と「つるかめ助産院」がとても良かったので 更に他の作品にも手を出してみたんだけれど今作は舞台が アンティーク着物屋ってことで和装・和物雑貨好きとしては 風景が浮かんで来た上に何ともタイムリーな・・・(謎) ちなみに今作。 一言で言ってしまえば「不倫」の話です(苦笑) だけど、メインの部分こそ他の二作とは傾向が違うけど 相変わらず「食」がテーマになっていて暖かな運び。 そして、「不倫」と言ってしまえばそれまでだけど この人の独特な世界に見合った純愛で 今作も十分ほっこりとさせられた。 ただなぁ。 アンティーク着物屋を営み、普段から着物を着る 和を重んじる主人公だけに一歩下がったとこから想う姿勢が 何とも切なかったし、個人的に感情移入しちゃう点があって これまで以上に想うことが多かった作品。 でも、やっぱりこの人の描く世界が好きだなぁ。 小説はもう1作出てるからそれも読んでみよう。 喋々喃々 (ポプラ文庫) posted with amazlet at 11.10.03 小川 糸 ポプラ社 (2011-04-06) 売り上げランキング: 53814 |
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