渡辺美里/「うたの木 SEEDS」@品川教会 グローリアチャペル | 【TOP】 | 四時五分
長崎 | 【渡辺美里】 | 美里月間

2004/11/04
「原点回帰」
ちょっぴり語りモードで。
一部「SEED」のネタも含まれてるのでご注意下さいまし。

ショジジョウに寄り(苦笑)ネット上で深く触れることはしなかったけれど
正直言って「うたの木 seasons“冬”」に対して激しく抵抗がありました。
いや、あの時もそうだけどアニメソングや童謡を否定してる訳じゃないです。
ただそれらを美里が歌うってことになるとどうも、、、

美里の何が好きかってもちろん「うた」です。
自作の曲はもちろん、提供してもらった曲も更にはカバーした曲でさえも
美里色に染まったその曲を聴けば心地良いってモンです。
ただそれと同時に自分の「うた」には絶対の自信を持って妥協しないような
そんな「Spirits」にも惚れてるんだよね。

だからこそ・・・

もちろん本当の真意の全てなんて一ファンに分かる訳がないんだろうけど
少なくとも自分が今まで見てきた姿、そして今後目指していくと思われた姿に
「アニメソング」「童謡」ってものが見えなかったし疑問を感じたんだよね。
「本当にそれがしたかったの?」って。
もっと言ってしまえば「方向性を見失ってない?」とさえも思ったし。
それだけに「こんなの“全身歌手 渡辺美里”じゃない・・・」って。

でも昨日の日記を書いててふと思ったんだよね。
「自分の音楽の原点は美里だ」なんて書いたし実際に紛れも無い事実だけど
それはあくまで音楽を“音楽”として興味を持ってからの話です。
要は今、ネオアコだったりフォークだったり好きなジャンルって存在してるけど
ネオアコだろうとフォークだろうと、ロックやヒップホップ、ラップだろうと
今は「童謡」と程遠い場所にいても「全ての人の音楽の原点は童謡じゃん」って。
「好き」とか「嫌い」に関係無く生まれた時から音楽って自然と側にあるもので
子守歌に始まり、音楽の授業で歌った童謡の数々。
そう。正にうたの種「SEED」じゃん!って今回のタイトルに繋がるのだけど。

昨日のライブでも「冬の星座」がセットリストに組まれてました。
参加した人は知っての通りみんなで合唱というスタイルが取られてはいたが
この曲を知らなかったから?いや、違うな。
とにかく今までの美里の曲には感じたことの無い何かを感じたんだよね。
一言で言うならば「温もり」「暖かさ」「優しさ」etc・・・。そんな何かを。

いや、だからと言って今後の美里に「童謡」を期待してはいません。
ましてやそれ専門になることがあるのならば同時にココも閉鎖だろう。
でも美里にとっても原点であるそんな曲を今の美里がどう感じ、どう表現するか
極々自然に興味が沸いたし、シリーズの中で歌って欲しい曲さえも生まれた。
美里が今、伝えたい「ココロ」「コトバ」「キモチ」そして「うた」。
それらにもうちょい素直に好意的な受け止め方をしよう。そう思えたね。

但し、ファンだからと言って何でもかんでも絶賛したくはない。
例え辛辣な意見になろうとも自分が思ったことは「自分の意見」として
それはそれで大切にしたいって気持ちはこれからも持ち続けたいけどね。
自分の目で見て、耳で聴いて、評価した上でこうして追っているのだから
そういうアンテナを「ファン」という定義によって変えることをしたくはないのだ。

うたの木 seasons“冬”
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