衝撃 | 【TOP】 | ロッテ−オリックス戦
「あしたあなたあいたい」「ミス・ダンデライオン」 | 【演劇・映画・ドラマ・本】 | HUMANITY THE MUSICAL〜モモタロウと愉快な仲間たち〜

2006/05/04
「梶尾真治「クロノス・ジョウンターの伝説」」
読み始めたら止まらなくって1日で読んでもうた(早)
っつーことで、掲載順ではなく読んだ順に感想などを。

「布川輝良の軌跡」
キャラメルでは「あしたあなたあいたい」として演じられたコレ。
まず、大きな流れこそは同じものの設定等、細かな部分は微妙に違っていて驚いた。
が。やはりハーフタイムシアターなる1時間の枠内じゃ全てを原作通りにはいかない。
原作では布川輝良と枢月圭2人の気持ちの移り変わりが細かに描写されている分、
何とも切なく、胸がえぐられるような部分もあった。
叶うかどうかなんて誰にも分からない「また会おう」って約束。
未来に弾き飛ばされる瞬間に僅かな可能性を信じて手を握り合う2人。
この辺りはボロボロと涙が零れ落ちて来たし。。。
やはり「追う」のが男女違うだけで「クロノス」とは全く違う感動があったな。うん。

「鈴谷樹里の軌跡」
キャラメルでは「ミス・ダンデライオン」として演じられていたコレ。
「布川輝良の軌跡」とは違いほぼ原作と一緒だった。
ん〜。この辺りが原作が先か、芝居・映画・ドラマが先かの面白いトコだね。
芝居の上では「あしたあなたあいたい」よりも「ミス・ダンデライオン」に感動したが、
幼い自分に大好きなひー兄ちゃんが亡くなったと嘘を告げる辛さこそあるものの
どうしても「ひー兄ちゃんが助かった!」って喜びが先行しちゃう分、
原作では「泣ける」と言うよりは単純に「心暖まる」という印象。
ただ、芝居上にはなかった「時翔びジュリーの冒険」にはヤラれた。。。

「吹原和彦の軌跡」
キャラメルでは昨年「クロノス」として演じられたコレ。
先日の2つの演目の印象の方がどうしても強くなっていたけど原作を読んでる内に
↑2作も同様だけど加藤さんの言うようにキャラメルの役者の声が・・・(苦笑)
但し、あの芝居の中で一番の感動シーンが原作にはなかったのが残念。
逆を言えば原作を超える演出が良かったってことでもあるのだが。

ん〜。3作品を読んでみて改めて思ったんだけど「タイムマシーン」って
現代では現実的には非・現実の代物ではあるけどドラえもん等、
割と身近でそれを題材にしたものがあるせいかそれが現実の物にも思えてくるし、
また、ストーリーの中でも「そんなバカな」な状態からそれぞれの軌跡を辿るだけに
気付けばついつい力が入ってのめり込んでる自分がいた。

だけど・・・
やっぱりそれが可能だったとしても自分は最終的には過去を変える気は無いな。
これはこれでドラマチックだけど受け入れてくのも新たなドラマが待ってるしね。

新編クロノス・ジョウンターの伝説
梶尾 真治
朝日ソノラマ
売り上げランキング: 434789
Trackback  【修正

:: trackback ::

:: comment ::
よかったっすか〜。
私も読もうかな。
原作の雰囲気を損なわず、映像や舞台にするって難しいよね。
人それぞれ感じ方も違うし。

気になるのは、「時翔びジュリーの冒険」!
やっぱり原作読むべき?

この「クロノス」もそうだけど、「雨と夢のあとに」はこれまたひっくり返るよ〜。
原作があまりにホラーで。
この場合は読まないほうがいいかも(笑)
      by  ゆず組のさゆり  at  2006/05/05 8:19:46
地球ゴージャスの時に持ってくよ♪
あの中では描き切れなかった部分もあるし
舞台とはまた違う涙の誘いどころがあるよ♪

で、「雨と〜」は確かにホラーっちゃホラーだけど
ドラマを観た限りはメインは他がテーマで
その部分はオマケっぽかったのに(笑)
      by  ドラ  at  2006/05/05 22:36:34
おお、さんきゅ〜♪
じゃ、お言葉に甘えてお借りします。

お返しといっちゃなんですが、
サントラ盤よかったんで、お貸しします。
特に「ミス・ダンデライオン」の方が好きだわ。

あれ、ドラ「雨と…」は読んだの?
ドラマも見たの?
      by  ゆず組のさゆり  at  2006/05/06 17:21:48
あ。分かり辛かったね。
「雨と〜」は原作は読んでないよ。
ドラマも1回かな?しか観てないし。
けど、所詮は「幽霊」って点でホラーっちゃホラーだけど
ドラマ観た限りでは「親子愛」みたいなのが
主に感じたって意味ね〜。

それとサントラ楽しみにしとくよ♪
サントラ聴きながら読んだら更に感じ出るかもね(笑)
      by  ドラ  at  2006/05/07 13:50:55

name ::
mail ::
home ::
comment :: 文字装飾 グラデーション 絵文字

:: pplog ::