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2012/11/05
「おばあちゃんの思い出」
まさか・・・

今日は夜勤。
出勤して申し送り等に目を通してて絶句。
ある利用者が亡くなった。。。

この利用者。
俺が最初に属したユニットにいたんだけども
歩行が不安定で転倒歴が何度もあるけど多動&不穏で
動き出したら付き添い必至なんだけども
それをしてたら他の業務が出来ないし
散々振り回されまくった困り者。

だけども、憎めない愛嬌あるおばあちゃんだったんだよね。
側近の思い出としては入浴担当がちょっとその場を離れた隙に
お風呂からバスタオルだけ羽織った全裸の状態で
先にも挙げたようなヨタヨタと廊下に出て来たところを
たまたま目の前を通ったことかな。
その「THE露出狂」の姿に爆笑したっけ(笑)

けど、その直後に入院。
そして、2日にようやく退院してきたばっかだったのに。。。

でも、職員のエゴでしかないけど施設に戻ってから
亡くなったことはせめてもの救いかな。
身体も小さくなっちゃってたし、元気過ぎて困ってたのに
弱弱しくなっちゃった様は見ていて切なかったけど
最後に一目見れて本当に良かったし。

最初に担当したユニットにいた利用者は全員該当するけど
その中でも問題児(児?)だったその利用者には
「介護」「認知症」を多々学ばせてもらったからね。

もちろん、その中で不安や恐怖をたくさん感じたし、
続けていく自信がなくなったこともあったけど
この仕事の楽しさを教えてくれたのもその利用者だった。

勤務中は限度があるから早番や夜勤の勤務後に
あえて残ってその利用者にちょっかいを出しに行くのが
俺にとっての疲労回復剤にもなってたし。

それだけに本当にショックだし、
「いつか・・・」って考えた時に相当泣きじゃくるし、
立ち直るにも時間を要すかと思ってたんだけど
実際は涙の一粒も出なかった。

ま、目の前には「今を生きる」利用者がいるし、
夜勤は一人体制だもん。
こんな俺が全員を抱えなきゃいけないしね。

そう思うと死別はもちろん、その冷静さが切なく思えるけど
最期を共に過ごす存在なんだもんね。
最後にいい思い出を残してあげたいし、
少しでもいいケアをしたいし、
原点回帰が出来たかな。

もうすぐこの仕事を始めて1年。
肉体的にも精神的にも辛いことはたくさんあるけど
今はこの仕事が好きだし、誇れるし、そう思える自分が好き。

だからもっと突き詰めて日々成長していきたい。
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