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七夕 | 【仕事】 | 夜勤明けの生活リズム

2012/07/03
「一歩一歩」
がいつか手の届く距離になるんだよね。

新棟でも以前の棟でも俺が属するユニットは
認知がかなり進行した人がほとんどで
忘れた頃に入るだけのユニットでは
名前なら顔なりを認識してくれてる人がいるのに
ココでは全然っていう現実があるんだよね。

ただ、ふとした時にあるんだよ。
「この人知ってる」みたいな認識を持ってくれてるのを。
他の職員には強い拒否をするのに俺にはしなかったり、
場合によっては俺に助けを求めて来たりね。

今日は普段から強い拒否をする叫び声ばかり響くある利用者に
ちょっかいを出してたんだよね(笑)
向こうもまんざらでもないから(笑)

そしたら同級生看護師が
「何してるの!?」
「よく怒られないね」
って驚いてた。

これも約半年で築き上げたモノの証?
確かに最初の頃は普通の介助すらまともに出来なかったし。
強い拒否の元に。

また、別の利用者は水分を勧めようと隣に座ったら
「オメーが来るの待ってたよ」
なんてことを言ってくれた。

これだってある程度の認識があるからだよね。

ま、だからって1週間離れても「あの人は?」とはならないだろうけど。
万が一、辞めるとしてそれを告げたとしても
これといった反応は返って来ないだろうけど。

でも、それはこの仕事の宿命。
どんなに誠心誠意尽くしたとしても「認知症」に勝てないモノもあるでしょ。

だけど「この人知ってる」とだけでも認識されたのなら
俺はそれだけでも十分な価値を感じるけどね。

しかし、施設全体で見ればそんな認識を持ってくれてるのはほんの一部。
まだまだおごらず頑張らないとね♪
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