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2012/01/18
「理想と現実」
本日休みにつきじっくりと考えてみる。

先日、入浴介助の後にある職員に注意を受けた。
何かっつーと俺自身「どうなんだろう?」と思いつつ
見よう見まねで自分なりに他の職員に追いつこうと
やったことに対してなんだけどね。

いや、「他の人もやってだろが!」とかじゃなくて。
その人自身も「あぁでもしなきゃ終わらなかった」と
不本意ではあったけどその場での注意や中止をせず
終わった後に言ったみたいだったし、
自分自身への戒めでもあったのかもしれないし。

ただねぇ・・・

ペーペーながら俺だって一職員。
言い分は分かるんだよ。
だけど、希望や野望を持って挑んだばっか。
それだけに理想と現実に戸惑うこともあるわけで・・・

この件にしたってそう。
「終わらずに入浴をカットすることを一番避けたい」とし、
止むを得ず取った行動はペーペーの俺ですらも
「どうなんだろう?」と思った行動だし。

更に・・・

その数日前にはこんなこともあった。
平常通りでも手薄な遅番。
その日は体調不良による欠勤者もいていつも以上に手薄な中、
夕食の介助を行っていた最中にある職員から
「職員が少ないんで全部じゃなく適当なとこで終わらせて下さい」
と言われたんだよね。

いや、あの人数でいつもの業務をいつもの時間で終わらせるのは
明らかに無理なのは俺にも分かったし、
他の職員よりも仕事の遅い俺は最初から焦ってたけども
この発言には内心、納得いかなくってね。

だって、老人ホームに入ってる利用者なんて
日々の楽しみなんてそうそうないでしょ。
その中で食事ってかなりの比重なんじゃない?

まぁ、ぶっちゃけ、介助が必要な利用者であれば
どこまで「食事」を理解してるかも謎だし
食事時以外は寝たきりに等しいから全部食べないでも
十分栄養は摂取出来るのかもしれないけどさ。

でも、「利用者第一」としながら実態は職員ベースであり、
俺みたいな新人にすらもそういうことを言っちゃうことに
言葉では言い表し難い気持ちが芽生えたんだよね。

ただ、これから慣れていく中で俺もそうなっていきそうな
気がしないでもなかったんだけど・・・

医師や看護士の「死に対する意識」を意識することも多いけど
「慣れなきゃいけないこと」と「慣れてはいけないこと」。
そんな2つを履き違えたくはないよね。

「今日は忙しいから全部食べさせない」
見る人が見たら虐待とも取りかねないでしょ。

現場にいるとそれが理想論に過ぎないことも分かってるけど
まだまだその「理想と現実」に戸惑う日々は続きそう・・・

ってか、戸惑ったり、反逆することが本当の「理想」なのかもだけど。
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食べるペースの速い人遅い人とかその日のその人の体調を見ながら配膳順位や介助順位を変えるくらいしかできないんだよね〜。体調悪くて食欲がないっていう申し送り受けてれば、そこは逆に早めにきりあげるべきだし、ゆっくり食べてるんだけどなんか凄く嬉しそうに食べてる時は「できるなら最後まで全部食べてもらいたい」って思うしね〜。
      by  さと  at  2012/01/19 9:42:35
体調はもちろんだけどそれ以外にも
日によって違って来たり、
朝昼晩の時間帯でも異なる利用者もいるよね。
朝は進まないとか、夜は全然食べないとか。

そういうのを見て判断するのは大事だし
あくまで主体は利用者でしょ。
「これ以上は無理はさせないように」って。

なのに職員の介助に無理があるからって
途中で切り上げちゃうのはアレだよね。

ま、理想は完全に相手のペースで相手の満足な量を食べて貰いたいし、
お風呂も相手のペースで入らせてあげたいけど
現実はなかなか・・・ってのもこの仕事で葛藤するよね(´д`)
      by  ドラ  at  2012/01/20 1:26:01

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