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2011/03/01
「STOP!DRUNK DRIVING」
この言葉を御存知でしょうか?
「SDD」と略される飲酒運転撲滅を願うプロジェクトで
2008年からはライブイベントを通じてミュージシャンも
飲酒運転撲滅を啓発しているのです。

そんな今年のイベントに先日参加して来ました。

って言うと堅苦しそうに聞こえるけども
大好きなシクラメンが出演したからなんだけどね。
そ。最初はイベントのコンセプトなんて二の次、三の次。
もっと言っちゃえば最初は全くそんなこと頭に無かったです。

でも、いざイベントが開かれて生で観ていたら
当初はイベントこそがオマケのように捉えてたのに
むしろライブの方こそオマケといった感じに
あらゆる面から飲酒運転の撲滅を願いを強く感じて
ただのライブではないイベントに意義を感じた。

そのイベントでも話に挙がった先月、福岡で起きた
飲酒運転が引き起こした高校生2人が亡くなった事故で
その内の1人の両親のコメントが届いたのだが
こう言ってたんだよね。

「寛大は飲酒運転が引き起こす悲惨な事故を撲滅する為に選ばれた」

って。
最愛の息子を亡くした直後で悲しみに暮れてるだろうのに。
普通に考えたら加害者への憎しみでいっぱいだろう頃に。
なのに何でそんなことが言えちゃうんだろうか・・・

そして。

あれから約1週間。
今日、こんなことを知りました。

今年の「東京マラソン」の車椅子の部で3位に入った方が
この被害者の親で、「寛大は選ばれた」と言った方だったらしい。

この時も事故からたったの3週間だから出場を考え直しつつも
強い思いの元に自らがデザインした「STOP!飲酒運転」のステッカーを
車椅子とヘルメットに貼ってレースの最中に息子の寛大さんに
 「寛大、押してくれ。2人で表彰台に上がるぞ」
 「寛大、あそこがゴールだ。よし表彰台だぞ」
と語りながら3位という素晴らしい結果でゴールしたようです。

書きまくってたけどこの日、俺はボランティアとして参加してました。
そして車椅子の部のトップ集団も見てました。

けど、目の前を通り過ぎる頃は準備に追われていたので
その瞬間こそは声援を送ったもののゆとりがなかったから
正直、ステッカーにもまったく気付くことなかったけども
この話を知った時に書かずにはいられなかった。

包み隠さず言うと人生でただの一度もしたことないとは言いません。
でも、それも今となっては過去の話。
今はしてません。しません。
オーバーに言えば「自制心を保てれば覚醒剤もOKか」って問いに
「OK!」と答える人はいないでしょ?
それと同じなんだよね。

赤の他人を巻き込まない自爆事故であっても悲しむ人はいる。
実体験はもちろん、近い体験が無いと他人事のように思いがちだけど
大切な人の突然の死や死の危機は本当に辛いもんです。

でも、起きてしまったことは「現実」と受け止めて、
それを二度と繰り返して欲しくない、同じ思いをする人を生んで欲しくないという
この被害者の両親の想いを少しでも感じたら・・・ねぇ。

あのイベントに出演したミュージシャンたちが思い思いに伝えていたけど
こんな思いもしなかった繋がりは俺が伝えるべきってことでしょ。
これが俺に出来ることでしょ。

今でもたまに見るよ。
「コイツどう見ても飲酒運転じゃね?」って車。

まぁ、俺も大の酒好きだし、車が無いと身動き取れない土地で生活してるから
そういう過去もあったし、エラそうなこと言えた身分じゃないけど
このご両親のような強い想いに触れたら、強い意志を持たなきゃダメでしょ。
これからも大好きなお酒を楽しむ為にもね。

と、書きながら自分自身にも改めて言い聞かせてるんだけど。
「当然」なことって改めて考えることなかなかないしね。
でも、「当然」なことはやっぱり大切で当然。
改めてどころか日々考えないといけないんだよね。

しっかし、息子を亡くしてまでこれらの発言と行動。
スゴいよね。
いとも簡単に「辛い」とか「苦しい」って口走ることが
恥ずかしく思えてくる・・・
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