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一日一善 | 【きょうのできごと】 | 冷房21℃

2010/02/01
「home sweet home」
元日に一時退院し、5日ほど自宅で過ごした父。
そして遂に先月18日には7時間にも及ぶ大手術をした。

しかし、翌日から(俺は出勤したので)リハビリで少しずつ歩いてると聞き、
「え!?」と驚いた。
手術直後は喋るのすらやっとなほど苦しそうだったのに。

そして、日曜(24日)。
普段なら真っ直ぐ帰宅して、そのまま「ベッドにGo!」したいのに
前日もダウンしてたし(じゃなくても仕事&ライブだったけど・苦笑)
「顔を見せてオヤジが少しでも元気になってくれたら・・・」ではなくて
俺が「父の顔を見て安心したい!」って気持ちからレース後は真っ直ぐ病院へ。

その日もまだトレーナー(?)を付けてゆっくり、ゆっくりとではあるけど
一歩、一歩、確実に歩いていた。
でも、その日から一般病棟に移ることになったけれど移動は車椅子。
更には体にはまだ管が刺さってるし、点滴もしてたし、痛がってるし、
退院はまだまだ当分先のことだと思ってたんだよね。
「東京マラソン」も願い叶わず病床で見せることになると思ってたし。
(諦めたとかじゃなく状態を見た上での「現実」を考えた末ね)

が。

先週の木曜、出社直後に休みだから母とバトンタッチした兄から衝撃のメール。
「オヤジだけど来週の月曜日に退院することになったから今日色々説明受ける」

はぃ?
ウソデショ!?

けど、その後に父からもメールが来て本当のことだと知る。

いや〜、ビックリ。
最初はなかなか診断結果が出ずに「検査」「検査」の繰り返しの末に
救急車で運ばれるまでの状態になり、正直言って病院に対して
不満・不信感を通り越して怒りすら覚えたよ。
一歩間違えばその時点で命を落としてたかもしれないし。

でも、結果が出てからは前例が殆ど無い分、先生方も探り探りながら治療をし、
「絶対無理」と言われた手術も出来、見事に成功し、退院に至った。
あまりのトントン拍子さに「あの不安は何だったんだ・・・」とすら思うけど(苦笑)
もっと言うと「長くて、悪い夢でも見てたんじゃないか」って。

だけど、今日から家に父がいる。
ずっと父がいる。

半年前までは当たり前だったこと。
大半の家庭では当たり前のこと。

でも、「退院」と聞いてymdさんの次作のタイトルナンバーでもあるこの曲が浮かんだし、
今夜から我が家の窓から漏れる灯りが増すような気がした。

まだまだ、リハビリしなきゃいけないし、再発の心配だってある。
でも、何もいらない。
こうしてまた当たり前の日常を共に過ごせることが俺は嬉しい・・・(涙)

お帰り。オヤジ(^-^)/

最後に。
「家庭の医学」や看護師の義理の姉が持ってる専門書にも載ってない
父が侵された「神経原性肉腫」という病気は症例が少ないそうです。
でも、一時は「手術も治療も無理」と言われながらも克服した例があります。
この出来事が今後の医療に繋がり、同じ病気に侵された患者さんが克服し、
患者さんと家族の笑顔に繋がる小さなきっかけになってくれたら
本当に辛い期間ではあったけど「無駄じゃなかった」と思える。

もちろん現代の医学ではどうにも出来ないことだってあるだろう。
でも、気休めと言われようが
「諦めない」
「信じる」
この2つの気持ちは本当に大事だと思う。

今だから笑い話の一つにもなる(のか?)けど「もしものことがあったら」と
兄は年賀状を書かずにいたし(嫁に諭されてどうにか書いたらしいが)、
母は父から頼まれたマリーンズのファンクラブの更新を最近までしなかった。

でも、最後まで諦めず、信じたから父は勝った。
俺はそう思ってる。少なくとも俺はそうしてたし。

さて、次は俺の番。
最後まで諦めず、信じて、フルマラソンに勝って来ます!

あ。最後と言いつつもう一つ。
このブログは自分の思ってることを表現する場でもあり、
自分の気持ちの整理をする場でもあります。
だからこそ今回のことも書いたし。

けど、その結果、予想以上に多くの人に心配を掛けちゃったけど
陣中見舞いメールや電話、お守りを送ってくれた友達等々、
「どんなことがあろうとも一人じゃない」ってことを再認識した。

本当に本当に心配してくれた人、祈ってくれた人。
ありがとうございます・・・m(_ _)m
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