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2010/01/18
「オヤジとの約束」
オヤジが救急車で運ばれてしばらくいた救急病棟から
一般病棟に移った際に部屋が空いてなくて3人部屋だった為、
とにかく狭くてお見舞いでお花を貰っても置けない状態でした。

「なんて殺風景な・・・」

そう思った俺は季節的に小さいツリーを自分も行く週末を待たずして
母親に託した際に一通の手紙を同封した。
俺が初めてオヤジに寄せた手紙。

その中で最後にこう綴った。
「俺がフルマラソンを完走するなんて奇跡のようなこと。」
「だけどその奇跡を見せるからそれまでに退院して応援に来てくれよな!」

面と向かっては照れ臭くて決して言えなかっただろうけど
文字だからこそ素直に伝えられたし、その言葉の奥に込められた意味も
しっかり伝わったと俺は信じている。

そして、一時は「無理」と言われていた手術が決まった。
予定時間は5時間。

それを聞いた時に思った。
「オヤジが戦った時間以内にゴール出来るように俺も戦おう!」と。

しかし、実際の手術は7時間にも及んだ。
あらら〜。「東京マラソン」の制限時間じゃん。
オヤジなりの我が子への愛?(違)

でも、オヤジは確かに戦った。
「無理」と言われた手術を乗り切った。
「下手したら年内持つか分からない」とまで言われた命を繋いだ。

さぁ、次は俺の番だ!
誰もが「無理じゃないの?」「大丈夫なんかぃ!」と言う。

でも、絶望に暮れてたオカンやアニキに対しても1人で
「俺らが諦めてどうするんだよ!」「俺らがしっかり支えてやらないと!」
そんなエラそうなことを言ってきた。

「無理かもしれない」「大丈夫なのかなぁ?」
そんな発言・気持ちはタブー。
何事も「信じる」ことから始まるのだ。

実際のとこ、その日まで退院出来るかはまだ分からない。
退院していたところで人込みに行けるかも分からない。
だけど、大きな戦いをし、見事に勝ったことは確か。

いや、今だから言うけど万が一のことがあったとしても
「完走する姿を見せる」と約束したからには見届ける場所が
地上からなのか、天からなのかなんて関係なかった。
とにかく俺は「見せる!」。そう思って毎日走ってきた。

無理して病院送りなんてことになったら全てが台無し。
だから、限られた日数の中で病院に通いながらだから
与えてもらえるなら「時間」がとにかく欲しいくらいだけど
その中で最大限の努力を尽くして当日は今日俺が貰ったように
俺が今度は笑顔をプレゼントしたい。

一週間くらい歩けないほど足がボロボロになろうとも
絶対に果たさなきゃいけない約束。果たしたい約束。
大切なオヤジとの約束だから・・・
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