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2009/10/21
「Never Ending Story」
「南田洋子死去」
そんなニュースにこんなに揺れるなんて・・・

今朝の新聞にて危篤状態にあると読んだ。
その中に長門裕之さんのこんなコメントがあった。
「一生分のキスをしました」

その段階ではあくまで危篤で亡くなったというニュースは流れて無かったけど
いずれにせよいい話でないことは確か。
だけど、「一生分のキスをしました」ってくだりにこんなことを思って。
「さすが女優と俳優だけあって映画の1シーンのようだ」ってね。

この前の日曜日、認知症の家族を介護する家族の特集を
「バンキシャ!」でやっているのを家族で観てて思わず言ったんだよね。
「こういう言い方アレだけど介護疲れを苦に無理心中するのも分かる気する」って。

「金スマ」だったかなぁ。
南田洋子さんも認知症を患っていて長門裕之さんが看病してる光景を思い出した。
記憶では病院では一切診てもらってなかったと言っていた気がする。
「認めるのが怖い」とかそんなような理由だった気がするけど。

けど、TVに映る南田洋子さんはそれこそ「演じているのか!?」と思うほど別人で・・・
しかし、無常にもそれが「現実」で・・・

でも、「自分には真似出来ない」と思うほど献身的な介護をする長門裕之さんに
2人の間に流れて来た時間や培った絆を垣間見た気がして思わず見入ってしまった。

ちなみに今朝の新聞の「一生分のキスをしました」のコメントの後にこう書かれていた。
「さようならの意味です」と。

直後に不謹慎かもしれないけど誰しもいずれは旅立つ。
もちろん、長門裕之もその1人。

その「映画」の1シーンには続きがあるだろう。
いつの日か天国で2人だけの「終わらない映画」を演じ続けていて欲しい。
そんなことを思った。

ちなみに美里の「egoism」。
 世界があと一日でも 嘆いたりしない
 あなたのそのくちびるに キスを捧げつづける

この部分が好きだ。

どちらも共に「美しい」光景だ。

何はともあれ南田洋子さんのご冥福をお祈りします。
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