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2009/09/08
「死んでるみたいに生きたくない」
この記事この記事を筆頭に何度か書いたことある友人の経営するラーメン屋。  

冗談抜きであっさり薄味が好みな俺には「自然派」を売りにした
全国的に有名なラーメン屋と比べてもこっちに軍配を上げるくらいお気に入りで
以前は共通の友人と一緒の時しか行かなかったのが最近では
土曜日に一人で出勤してる時はかなりの率で行ってたんだけど・・・

先週。「あの店、閉めるらしいよ」ってことを知人から聞きまして。
だから今度の土曜の昼にでも行こうとしてたらタイミング良く
共通の友人から仕事の終わり掛けに電話が来たんでその話をして
(そうじゃなくても2人で食事行くなら暗黙の了解で決定だけど)
食べに行くことにしたんだけど・・・

「この辺だったよねぇ?」

看板が見えずにそう行って止まった目の前が正に店だった。
そう。既に閉まっていた後だった。。。
窓から中を覗くとカウンターや厨房も取り壊されていて
昨日、今日の話では無さそうだ。

ちなみにこの友人とは高校で知り合ったけど卒業を機に疎遠気味だったけど
この店のオープンを機に再び交流が再開したから友達は微妙がってたけど
「今、電話しないとまた疎遠になっちゃうよ!」って後で電話することを決め、
とりあえず別の店で食事をしようとしたら・・・

店に入る前に一緒にいた友人が言うんだよね。
「入る前に2〜3分相談していい?」って。
入ってからの方が落ち着いて話せそうなもんなのにね。

が。

その相談ってのが結構なもので・・・
一言じゃ語り切れないんで端折ると独身で実家住まいしてるんだけど
家庭崩壊の危機にあることと、1ヵ月食べていく食費にも困ってるとのこと。
・・・要は「金貸して」ってことだったんだけど(汗)

でも、基本、そういうのは断ることにしてるんでその旨を伝えると
「それはともかく」ってことで更に奥まった話を聞いたんだけど
お互いに「実態」は分かるはずもないけど初めて相手に自分の家のこと、
自分が抱えてきたことなどを話して「借金」の話はそっちのけで色々話してたら
この友人にも言われたし、他でもたまに言われますわ。
「強いね」とか「悟ってるね」って。

けど、生まれつきそんなんじゃないし!
「学校行きたくない」「人と会うのが怖い」「死にたい」等、
過去にはそこまで思うような色んなことがありましたわ。

だけど、登校拒否や引き篭もりは今とは違った意味だけど
親にそんなことを悟られたくなかったし、死ぬ勇気なんてないし、
そうしたらどんなに辛くたって生きていくしかないじゃん!
生きてくなら辛さを抱えたままより少しでも楽になりたいじゃん!
そう思ったら自然とあらゆることがポジティブに捉えられるようになっただけで
根本自体は何も変わっちゃいないんだよね。

いや、後者の友人。
家庭崩壊の危機の原因も対処法も自分で分かってるんだよね。
けど、それなのに友人も親も行動を起こさない。

もちろん、俺なんかが想像を越す現実があるのかもしれないけど
「どうすることもできないよね」「変わるなんて無理だよね」etc・・・
そんな話を聞いてたら軽くイラついてきて(苦笑)

本当に「変えたい」「変わりたい」と思ったら何かを捨てるくらいの覚悟が必要だと思うし、
友人にも親にも「甘え」や「逃げ」の態勢を感じて借金の根本の考え以前に
「ここでお金を渡したら益々この家族は益々ダメになる」と思ったから
最後にもう一度頼まれたけど丁重に断った。
返って来ない不安はあまりなかったけど。

前者に後者。
1日で色んな人の人生のどん底を見たような・・・(苦笑)

だけど、「失敗や辛いことって決して無駄じゃない」と声を大にして言いたい!
現状を乗り越えた時。
2人はきっと俺なんかからしたら見上げる存在になってるんだろうなぁ・・・
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