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SISTERS | 【演劇・映画・ドラマ・本】 | 25年後の磯野家

2008/08/24
「嵐になるまで待って」
観てきました。
よってネタバレン。
だってキマグレン←意味不明

まずはオフィシャルからストーリーを引用するとこんな感じ。
声優志望のユーリは、テレビアニメのオーディションで見事、合格!
その顔合わせで、作曲家の波多野、その姉の雪絵と出会う。
波多野は、雪絵に乱暴をしようとした俳優・高杉に対し、「やめろ!」と叫ぶ。
その時、ユーリの耳には、もう一つの声が聞こえた。
「死んでしまえ!」という声が。
翌日、高杉は行方不明になる。
まさか、本当に死んでしまったのか……。
その夜、波多野から電話がかかってくる。
イルカのペンダントを拾ったので、取りに来てくれと。
それは、元・家庭教師の幸吉にもらったものだった……。
今回も事前に内容は調べずに挑みました。
なので全く想像外なストーリでした。
そしてタイムリーなストーリーでした。

って言うのも実は今、催眠術や自己暗示に興味が深くて・・・
と、書くとアヤシイ感じ?(苦笑)
全然そんな深いものじゃなくてモチベーションが上がらない
ジョギングに対して走らずにはいられなくなるような
そんな暗示を掛けられたいとか真剣に思ってたので(汗)

ちなみに昨日が昨日だけに睡魔に襲われないか不安だったけど
こんなサスペンス要素を含んだ演目ってこれまであまりなかったし
手に汗を握る緊迫なシーンが多くてそんな不安は無用。

そんな今回の公演。
俺たちは志士じゃない」以来、すっかり魅了されてしまった  
渡邊安理が主演ってのも見所の一つではあったけど・・・
やっぱり「もっていく」のは西川さんなのね(苦笑)
いつにも増して炸裂してて腹を抱えて笑うシーン多々(笑)
ってか、もちろん周りも同様に笑っているけど
耳障りなほどの爆笑をしそうで抑えるのに必至だったりもした(苦笑)

な〜んてこと書いてるけど渡邊安理。
途中から声を出せない暗示を掛けられてしまい、
声を使わずに表現するという難しい役柄だったり、
同様に暗示を掛けられ病院の屋上から飛び降りようとする
好きな幸吉を止める為に何度も突き飛ばされながらの
体当たりの演技が「俺たちは志士じゃない」ではぶっちゃけ
単純に「可愛い〜」と魅了されただけと言ってもいいほどだったのに
すっかり主役に相応しい演技をしていてビックリ。

キャラメルボックスと言えば最後は涙ってのが定番なとこあるけど
今作はその部分でもちょいとばかし違ったんだけれど
幸吉が飛び降りようとした瞬間に暗示をも解いて名前を叫ぶシーンは
「愛していると言ってくれ」を思い出したりもしたんだけど
強い気持ちが起こす奇跡に思わず涙しそうにもなったりもした。

実はこのところ。
散々行っていてナンですが、
「俺には舞台の魅力が分かり切れない」
と、自信喪失と言いますか、
「俺が行っても無駄なんじゃないか」
みたいなところがありまして(汗)

けど、こういう笑いと涙のメリハリ。
ハッキリとしたストーリー。
見方次第では「単純」とも取れる発言ではあるけど
つくづく思ったんだよね。
「キャラメルは安心して観れる」って。

好奇心から色々なものを試すことは好きだし
決して無駄なことじゃない。
現にこうして演劇の原点を見直すことが出来たしね♪

ちなみにこの公演では波多野の姉とユーリが言葉を話せないと言うことで
手話が用いられるシーンも多々あるのだが
過去に書いたことあったかな?
市の手話講座に通ってた時期があるのです。
平日の昼に主婦しかいない中で浮きまくりながら(苦笑)
ま、月に一度の講座だったし、途中で就職しちゃって通えなくなって
今では自己紹介すわ忘れてしまいましたが、、、

でも、先の睡眠術にしろ、個人的に興味の深いものが
盛り込まれた作品で驚きだったりした。

チケット  5500円(累計:168250円)
グッズ      0円(累計: 32048円)
交通費  3280円(累計:187450円)
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:: comment ::
お疲れさんでした!
って、メールしたばっかりだけど。
久々のキャラメルは、やっぱり安心して見られる。
素直に感動できる。
へんな深読み、詮索はいらない。
これは、大切なことだと思います。

人に訴えかけることは、ストレートに訴えるべきだ。
でないと、つたわらないよ。
私はそう思います。
そういう点、キャラメルは、言いたいことをちゃんと伝える演劇をやっている。
変なアングラな、シュールな形にしないで。
だからこそ、素直に感動できるし、心が震えるし、涙も出る。
キャラメルなんて、お子様のみるもの…なんて中傷する輩もいますが、
決してそうではないと、私は断言する。
そんな単純で短絡的なものなら、こんなに涙が出るはず無い!

…と、久々に顔を出して、なぜか語ってしまった。
とにかく、キャラメルはいいのだ〜〜〜!
また一緒に楽しみましょ〜〜♪
      by  ゆず組のさゆり  at  2008/08/26 21:20:31
演劇自体確かに面白さを感じ始めてるし、
色々な作品を見るとそれぞれの「色」があって
勉強にもなるな〜なんて思ってたりしたんだけど
ここんとこたまた難しい作品が続いたのもあって
観ててホッとしたんだよね。無性に。

だからある意味「お子様の〜」ってのも納得。
でも、分かりやすいからこそ軽くならないように
演技をしていく・伝えていくってのも
それはそれで難しいことだとも思うけどね。

それこそ子供の頃に習ったでしょ。
「作文は起承転結だ」って。
そういう基本に忠実でありながら
劇団独自の個性を絡ませているのが
毎回「涙」と「笑」が詰まってるんじゃないかね。

色んなのを観てきて原点回帰っつーかさ。
改めて思った素直な感想だったんだよね。
「キャラメルは安心して観れる」って。
      by  ドラ  at  2008/08/27 0:38:07

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