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オリビアを聴きながら | 【演劇・映画・ドラマ・本】 | 中島真奈美「家族のたからもの」

2007/12/16
「トリツカレ男(舞台編)」
キャラメルボックスの冬公演行ってきました〜♪
以下、ネタバレ。

まず。
原作を読んだ後にこの公演を見る前の意見として
「ネズミはどうするの?」
ってことを思わずにはいられなかった。
それくらいこのストーリーにネズミは重要な存在。

その答え。

「あ。ネズミだったの?」
ってくらいフツーにヒト(笑)
お供たちもしばらくはネズミ役だと気付かず
当然のように人間役だと思ってたらしい(笑)

それと。
人間(ってか自分)の記憶が曖昧なのか、
それとも印象に残るシーンが痛烈過ぎたのか、
ラストはジュゼッペとペチカが結ばれることを
すっかり忘れていて結末に「そうだっけ!?」と驚いた(汗)

いや、このストーリのピークは愛するペチカが愛するタタンに
ジュゼッペが完全にトリツカレて背中から落ちていくシーンでしょ。
正に街の人たちが言う通りの「バカなトリツカレ男」の顛末。
でも、どこまでも純真で、無垢で、見返りなど求めてなくて、
ただただ、愛する人の笑顔の裏側にあるくすみを取ることだけに
ひたすらまっすぐなジュゼッペの姿勢は尊敬に匹敵。

原作を読んだ時の感想として
「冒頭に同じ匂いを感じた」
と書いたけれど実際はどうだろ。

ここまでまっすぐにはなれないし。
ここまで見返りを期待せず相手の幸せを求められないし。
何よりもここまでバカになりきれない。

とことん夢中になれる。
バカなくらい突き進める。

憧れな生き方だ。
ジュゼッペは、レストランのウェイター。
仲間からは「トリツカレ男」と呼ばれている。
彼は何かが好きになると、寝食を忘れて没頭してしまう。
オペラ、探偵、昆虫採集、外国語……。
次から次へと熱中し、三段跳びではなんと世界新記録を達成!
そんな彼が、ある日、恋をした。
相手は、外国から来た無口な少女・ペチカ。
彼女は胸の中にたくさんの哀しみを抱えていた。
ジュゼッぺは、もてる技のすべてを駆使して、
ペチカを幸せにしようとする。そして……。
次回作はなんと「きみがいた時間 ぼくのいく時間」!  
しかも上川さんが主演と来たもんだ。
鼻タレ級の泣き度間違い無しだな。こりゃ(笑)

そう言えばセットを見ただけで「今までにない豪華さじゃない?」と思ったけど
演出面でもそれを感じるシーンが多々。
中でも「肝」としていたジュゼッペが背中から落ちゆくシーンは
舞台上では無理があるかと思っていたけれど見事に再現していて圧巻。
いや〜、一歩間違えれば大怪我に繋がるシーンが多いこと、多いこと(汗)
そういう点でも今作は大きな評価をしたい。

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会場では買えなかったけど店を探し当てて
ペチカのパンを購入♪
運良く焼きたてだったけど綿あめのような湯気はお預け。
その場で食べれるお気軽なサイズじゃないし・・・(苦笑)
トリツカレ男(舞台編)

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観劇後はお決まりの「COLD STONE」♪
今日はチーズケーキベース。んまっ!
トリツカレ男(舞台編)
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